第8話

and MINGYU ❀
552
2020/07/26 09:34








きゅ、と服の裾をつかまれる感覚があった。





振り返ると、そこには犬みたいな彼が上目遣いでこっちを見ていた。











みんぎゅ
みんぎゅ
ヌナ、ひなたぼっこしたい〜
(なまえ)
あなた
ひなたぼっこ?



外に目をやると、これ以上ないくらいの快晴で



散り始めた桜がひらひらと舞っている。







(なまえ)
あなた
そっか、今日いいお天気だからね。やろっか!
みんぎゅ
みんぎゅ
やった〜!




私はパソコンをパタンと閉じて、




みんぎゅとベランダへ向かった。








みんぎゅ
みんぎゅ
わ!ベランダの椅子がすごくあったかくなってる〜
(なまえ)
あなた
ほんとだね!ぽかぽかだぁ〜…




2人でベランダの椅子に座る。







2人で他愛もない話をしながら、暖かな太陽の恩恵を受けた。














みんぎゅ
みんぎゅ
ぅ~




隣でみんぎゅがゆっくりと目を閉じた。




お互い連日仕事三昧で疲れも溜まっていた。








(なまえ)
あなた
みんぎゅも疲れてるみたい……




ひらりと桜の花びらが舞い、



みんぎゅの額に落ちた。










そっとみんぎゅの頬をなでる。






(なまえ)
あなた
……ほんとにわんちゃんだな〜ㅎ




くすくす笑いがこぼれてしまう。



そのくらい、みんぎゅがかわいかったから。








すると、みんぎゅがむにゃむにゃしながら私の手を握った。







みんぎゅ
みんぎゅ
ヌナ〜……
みんぎゅ
みんぎゅ
むにゃむにゃ………






みんぎゅの手の温度が、声が、寝顔が、






すべてが愛おしくなって、私はみんぎゅに近づいた。








(なまえ)
あなた
…愛してるよ







チュッ









みんぎゅ
みんぎゅ
俺も








先にキスをしたのは、みんぎゅだった。














(なまえ)
あなた
みんぎゅ…?





みんぎゅはぱっちり目を覚まして、私をお姫様抱っこした。








(なまえ)
あなた
わっ
.




みんぎゅ
みんぎゅ
ひなたぼっこは終わり!
みんぎゅ
みんぎゅ
せっかくの休みなんだから……2人で、ね?






おっきなみんぎゅに抱えられて、私は抵抗できなかった。



というか、しなかった・・・・・

























─みんぎゅの足が、まっすぐ寝室に向かっているから。
































NEXT→



















໒꒱┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈໒꒱

テスト勉強の合間に!

よろしくお願いします💖

プリ小説オーディオドラマ