第44話

& 🦊 -進路-
264
2020/10/25 03:06








受験という大きな壁が立ちはだかるこの時期。









今日は先生との二者面談だった。







うぉぬ
うぉぬ
あなた〜、聞いてる?
(なまえ)
あなた
んぇ
うぉぬ
うぉぬ
進路の話ㅎㅎ
(なまえ)
あなた
あ〜…進路………




正直大学なんか行きたくない。






っていうかこの高校から離れたくない。








(なまえ)
あなた
この前も言ったけど、私は大学行きたくないんです
うぉぬ
うぉぬ
じゃあ就職場所探すの?
(なまえ)
あなた
ん〜
うぉぬ
うぉぬ
この前もここで話終わっちゃったんだから
しっかり話そう?
(なまえ)
あなた
………





できることなら留年してやりたい。







だって、










大好きな先生と離れたくないんだもん。










(なまえ)
あなた
私ずっと高校生でいいもん
うぉぬ
うぉぬ
わがまま言わないの
うぉぬ
うぉぬ
あなたは割と成績も取れてるんだから
(なまえ)
あなた
先生いじわる言わないでよ
(なまえ)
あなた
私が進路決める気ないの分かってるくせに






先生は笑った。







うぉぬ
うぉぬ
俺だってあなたに高校卒業してほしくないけどさ
(なまえ)
あなた
……そういうところずるい
うぉぬ
うぉぬ
ん?ㅎ







ここは先生のお家。







先生に呼ばれてここで二者面談をしている。













少しだけ頭をかいて、先生は言った。










うぉぬ
うぉぬ
じゃあ卒業しても俺らが一緒にいれるように
うぉぬ
うぉぬ
2人でここに住もうよ
(なまえ)
あなた
え?





.
うぉぬ
うぉぬ
先生と付き合う勇気ある?あなた








私が返事をする前に、くちびるが塞がれた。








先生の顔が離れる。







(なまえ)
あなた
好き
(なまえ)
あなた
先生とずっと一緒にいれるなら、大学だって行くもん
うぉぬ
うぉぬ
そう言うと思ったㅎ









先生は私の目をしっかり見つめる。









そして頬に触れた。








うぉぬ
うぉぬ
大好きなあなたには、ちゃんと大学出てほしいからさ
(なまえ)
あなた
………
(なまえ)
あなた
先生がそう言うなら勉強する!
うぉぬ
うぉぬ
ん、えらいえらい










.
うぉぬ
うぉぬ
あなたが受験合格したら2人暮らし、ね










こんなの頑張らないわけがない。

























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