第4話

3。
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2019/12/25 14:36
「マネージャーさん来ます?」

「いや、事務所からいきなり連絡あって…急遽そっち行かなダメらしくて」

どうやって帰ろ、傘無いしタクシー拾うにもびしょ濡れなるやん

今日に限って顔隠すもんが1つも無いしな

「…また電話や、え?なんで?」

画面に映るのは“平野紫耀”の文字

予想もしない相手からの電話に戸惑いながら出る

「もしもし?」

「もしもし?俺迎え行こうか?」

「…え、いや何で??」

「さっきマネージャーと電話してたでしょ」

「俺、車降りる前で全部聞こえてたし」

今日の別のメンバーって紫耀だったんや

でも、てことは仕事終わりやんか気引けるわ

「え、ええよタクシーでも拾うから」

「傘無いのに?持ってなかったってマネージャー言ってたよ」

「今日Aスタジオでしょ、俺の家から1時間もかかんないし下の駐車場で待ってるから」

嘘やろ、電話切れたしホンマに来るん?











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