俺は、無事退院した。
なんで、こんなに、温かいんやろ・・・・
みんなの優しさが胸に染み込んでゆく。
そして、俺の歌への情熱を、もっともっと高めてくれる・・・・
そんな仲間に出会えて、俺は幸せや。
忙しい・・・
というよりあいつはあれから俺のことを避けとるみたいや・・・・
俺がまだ、うまく答えを出せていないから
俺はやっと、ハルに話す気になった。
そう言って笑ってくれるハル。
俺は改めてこいつと友達で良かったと思った。
ハルにあるものが俺にはなくて・・・・・
俺はずっと追い付けないんや。
俺は、ハルを追い越せやん・・・・・
俺たちは、練習を続けた。
理解ができやん
↑いきなりでびっくりするハル
そう言って颯爽といなくなってしまった
そう言ってハルは、果林の家に行ってくれて・・・
洋一、お前がよく東京にきととたんは、
おとんとおかんのケンカを、
みていたくなかったから。
一人になれるあの公園で歌を歌って忘れたかったから。
そんなときに果林に出会った。
でも、彼は母親の旧姓を、名乗ってどくりつするときをまっとった。
母親が再婚して幸せになったら安心できたし、自分が辛い目に遭っているのに、他人の悲しみを慰めようとしていた。
果林は、そんなお前に惚れたんや。
そんなお前がずっと好きやったんや。
明日は、お前のほんまの気持ちを伝えるときや!
大学生活最後の文化祭や!
頑張ろうぜ!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。