第2話

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2020/06/21 09:57
中学へ入学してから1週間ほど 友達とまではいかないが話し相手は増えた今日この頃
私(中学1年生)
はぁ…今日もあの人達うるさかった
なぁ…頭痛いや…
私(中学1年生)
あ 赤信号だ。今日は止まらずにスーと帰りたかったのに…ついてないなぁ
私の通学路には長い横断歩道がある

長過ぎて横断歩道の向こう側は別の世界があるんじゃないかと変な妄想をしてしまう自分がいる

そんな妄想 二次元にしか存在しないよね
私(中学1年生)
そういえば小学生時代、中学に上がる事に心配してたよなぁ 心を強く持てば大丈夫だって教えてやりたいよ
私(中学1年生)
(あれ、向こう側に珍しく小学生がい
る…今日は小学校早上がりなのかな)
私(中学1年生)
青だ…いつの間に《渡る》
小学生1
でね!そのキャラが〜
小学生2
え!?めっちゃかわいい!
私(中学1年生)
(あ〜それ昔見てたなぁ
にぎやかなことで…)
小学生3
そのキャラならあの場面も
良かったよ!
私(中学1年生)
っ!?
え 何あの子 ウソでしょ

世界には3人そーゆー人がいるのは知ってるけど
まさか…
ドッペルゲンガーとかじゃない…か、それだったら今の中学の姿だろうし…

じゃぁなんで
私(中学1年生)
(なんで私がいるの……?)
瓜二つの小学生時代の私がそこにいた

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