5月29日。快晴。
桜島 夏樹
『雲、ないね!』
俺はこくりと頷く。
桜島 夏樹
『屋上って、こんな良い所
だったんだね。』
桜島 夏樹
『もっと早く気付けば良かった。』
西風 柚希
『それは同感。』
僕がその言葉を見せると、夏樹は
「え、意外。」
という顔をした。
西風 柚希
何がだよ...
桜島 夏樹
『あ、意外って思ったのバレた?』
西風 柚希
『うん。思いっきり。』
桜島 夏樹
『柚希はエスパーだね☆』
いや、何がエスパーだよ。てか、“☆”付けんなよ。
桜島 夏樹
『あ!ねぇねぇ!』
西風 柚希
?
桜島 夏樹
『今度、二人でどっか行こうよ!』
西風 柚希
は?嫌...
桜島 夏樹
『行くよね?』(ニコッ
西風 柚希
...
桜島 夏樹
『はーい。決定ー。』
勝手に決定された...
西風 柚希
はぁ...
桜島 夏樹
『楽しみだなぁー!』
夏樹はその言葉を、笑顔と共に僕へ見せた。
なぜ、人は笑えるのだろう。
僕は、小学校の時からずっと...
笑ってないのに。
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第6話 しっくす
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。