第7話

My Prince #6
639
2019/12/17 12:24
侑李
侑李
様っ...お嬢様っ!
あなた
ん...侑李ぃ、?
侑李
侑李
お嬢様、朝ですよ〜!
もう朝??
まだ寝たいよぉ...
侑李
侑李
起きてくださいっ!
侑李は無理矢理私の体を起こした。
あなた
ちょっとぉ...
まだ寝たいのに、!
侑李
侑李
朝食はもうできてますから!
侑李は私の寝起きが悪くて
ちょっと怒っちゃったみたい。

「朝食は昨日のところです」って言いながら
部屋を出て行ってしまった。

私は急いで制服に着替えて食事に向かった。
大貴
大貴
あ、あなたちゃんおはよ!
慧
あなたちゃん遅いぞ〜!
2人は話しかけてきてくれたけど
涼介くんはやっぱり私をチラッと見ただけだった。

まあ、いつもの涼介くんっぽいからいいけど。


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《 大貴side 》
慧
あ〜!あなたちゃんと
同じクラスがよかったな〜!
教室に行くまでもあなたちゃんについて行く俺たち。

俺たちは楽しいんだけど、
でもあなたちゃんは無理して笑ってる気がして。
家での笑顔とは違う気がした。
じゃあね!今日も授業頑張ってね!
あなた
うん!ありがと!
あなたちゃんのクラスの前に着き、
手を振って別れた。

そういえば、学校に着いてからずっと俯いてるよね?
ねえ、あなたちゃん元気無くない?
慧
え?そうかな?
こっそり慧に聞いてみたけど気づかなかったみたい。
俺の気のせいかも。


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《 あなたside 》

今日は学校に来てから周りの視線が冷たい。

やっぱり〝王子様〟たちと一緒にいるからだよね?
きっと昨日一緒に帰ったからそのうわさが
広まったに違いない。

教室についてからもクラスの子の視線が痛い。
女子
なんであなたちゃんが王子様たちと
一緒にいるのかな?
女子
どーせ好かれたいからでしょ、!
そんなヒソヒソ話も聞こえてくる。

...そんなんじゃないのに。
梨々香
梨々香
あなたっ!
あなた
梨々香...!
居心地が悪いときに梨々香が元気よく教室に
入ってきた。
梨々香
梨々香
なに〜?元気ないじゃん!
どうかした?
もしかして、と思い聞いてみた。
あなた
梨々香、
昨日話したこと誰にも言ってないよね?
梨々香
梨々香
当たり前じゃん!
だよね...
梨々香が広めるわけないし。

でも、そんなに気にしなくてもいいよね、!
みんなに心配かけちゃうかもしれないし...



つづく

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