部屋で勉強していたら侑李が教えてくれた。
今日のディナーはなにかなー?
侑李について行くと私の部屋と同じくらいの
部屋に案内された。
近くのメイドさんにこっそりメニューを聞くと
と、教えてくれた。
席に着いたけどまだみんな来てない。
ちょっとすると大貴くんが来て
私の正面に座った。
さっきメイドさんに聞いたからねっ!
そこに慧くんと涼介くんもきた。
涼介くん、まだ怒ってるよね...?
あとで謝らなきゃ...!
ん〜!お腹いっぱい!
け、慧くんなんでわかるの...
3人で盛り上がっている中、
涼介くんはずっと黙って食事している。
私のせいだよね、、
ずっと涼介くんをみていると目が合ってしまった。
私は急いで目を逸らした。
ちょっとするとデザートが運ばれてきた。
さっきまでの満腹が嘘みたいに
まだまだ食べられそうな気がした。
思わず笑みがこぼれるくらいの美味しさだった。
大貴くんが涼介くんにいちごをあげた。
涼介くんはいちごを美味しそうに頬張った。
いちご、好きなのかな...
意外だなあ...
好きな食べ物がいちごって...
涼介くんがちょっと恥ずかしそうに言った。
怒ってはないみたい。
楽しい雰囲気のまま、食事は終わった。
大貴くんと慧くんは2人で仲良く話しながら
先に帰ってしまった。
謝るなら今しかないよね、!
勇気を振り絞って謝った。
そう言って早足で歩いていってしまった。
よ、よかった...
ほっとしたのと同時に、眠気が襲ってきた。
つづく
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。