第6話

My Prince #5
633
2019/12/14 07:00
侑李
侑李
お嬢様、ディナーの支度ができました。
あなた
はーい!いま行く!
部屋で勉強していたら侑李が教えてくれた。

今日のディナーはなにかなー?

侑李について行くと私の部屋と同じくらいの
部屋に案内された。

近くのメイドさんにこっそりメニューを聞くと
メイドさんたち
今夜のメインは
牛肉のステーキでございます。
デザートにお嬢様がお好きなケーキも
ご用意させてもらいました。
と、教えてくれた。

席に着いたけどまだみんな来てない。
大貴
大貴
ごめん!あなたちゃん待った?
ちょっとすると大貴くんが来て
私の正面に座った。
あなた
ううん、私も今来たばっかりだよ!
大貴
大貴
今日ってメニューなにか知ってる?
あなた
うん!知ってるよ!
さっきメイドさんに聞いたからねっ!
大貴
大貴
そうなんだ⁈
実はさっきメイドさんに
聞いたんだよねー!
せっかくあなたちゃんに教えようとしたのに〜!
慧
おまたせー!
なに、2人で盛り上がっちゃって〜!
涼介
涼介
.....
そこに慧くんと涼介くんもきた。

涼介くん、まだ怒ってるよね...?
あとで謝らなきゃ...!


ん〜!お腹いっぱい!
慧
あなたちゃん、
もしかしてもうお腹いっぱい?
け、慧くんなんでわかるの...
大貴
大貴
まだデザート来てないよっ!
3人で盛り上がっている中、
涼介くんはずっと黙って食事している。

私のせいだよね、、

ずっと涼介くんをみていると目が合ってしまった。

私は急いで目を逸らした。
メイドさんたち
おまたせしました。
いちごのショートケーキです。
あなた
わぁぁ!美味しそう!
ちょっとするとデザートが運ばれてきた。

さっきまでの満腹が嘘みたいに
まだまだ食べられそうな気がした。
慧
ん〜!!美味しーい!
あなた
ねっ!
思わず笑みがこぼれるくらいの美味しさだった。
大貴
大貴
涼介っ!でっかいいちごあげる〜
涼介
涼介
ん、ありがと。
大貴くんが涼介くんにいちごをあげた。

涼介くんはいちごを美味しそうに頬張った。

いちご、好きなのかな...
大貴
大貴
涼介、こう見えて
いちご好きなんだよー!
意外だなあ...
好きな食べ物がいちごって...
あなた
ふふっ...
涼介
涼介
なんだよ...
涼介くんがちょっと恥ずかしそうに言った。

怒ってはないみたい。


楽しい雰囲気のまま、食事は終わった。
大貴
大貴
ごちそうさまでした!
慧
ごちそうさま〜
大貴くんと慧くんは2人で仲良く話しながら
先に帰ってしまった。

謝るなら今しかないよね、!
あなた
涼介くんっ!
涼介
涼介
なに?
あなた
あ、あの!
さっきはごめんなさい!
勇気を振り絞って謝った。
涼介
涼介
別に、怒ってないから。
そう言って早足で歩いていってしまった。

よ、よかった...


ほっとしたのと同時に、眠気が襲ってきた。



つづく

プリ小説オーディオドラマ