俺達は取り敢えず近い位置にある保健室に向かう事にした
……今、何かに引っかかったけどなんだ…?
5人は保健室に入り室内のソファや椅子などに腰を下ろす
何だ?さっきの違和感…
そう言って神崎は俺にぐっと近寄った
俺は咄嗟に目を逸らした
そうして、元の座っていた場所に戻った
すれ違うように奏叶がやってきて…
耳元で小声で聞かれた
苦笑いしながら言われた
けど…たしかに神崎が俺に近づいた時に何か他の女子とは違う何かがあった……懐かしい匂いがしたっていうかなんていうか…
すると、放送が始まった
───ピーンポーンパーンポーン
[爆発するまであと5分になったよ!ここから廊下にいる生徒は失格となりまーす!]
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。