第2話

小説とハチマキ
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2018/02/06 04:10
〜卒業式前日〜
ピーンポーンパーンポーン──
[みなさん、おはようございます。今日も一日元気に過ごしましょう。尚、明日は3年生の卒業式が…]
生徒会長の放送が流れている
三鷹忍
そういえば、蒼真知ってる?
沖田蒼真
何を?
三鷹忍
9月中旬に起きた事件!近くの学校であるクラスが一人を除いて全員亡くなったって話!
沖田蒼真
あぁ、あのネットに上がってる小説?
三鷹忍
そうそう!あれさ、噂によると本当のお話らしいよ。
沖田蒼真
はぁ?そんなわけないだろ。
たしか"DEATH GAME"だっけ?あんなのあるわけない。
三鷹忍
えぇ〜、けど実話が小説になっているってみんな騒いでるよ!
沖田蒼真
一人だけ生き残って次へ…って話だろ。
三鷹忍
で、その子は他の学校に転校したところで話が終わったらしいよ。詳しくは私も読んだことないけど……
沖田蒼真
へぇ〜…気が向いたら読むか。
三鷹忍
うん。
ー教室ー
先生からハチマキが配られる
色はバラバラなようだ
友達同士同じ色ではしゃいでる男子もいれば、好きな人と同じ色で喜んでいる女子もいる
女子生徒
何でハチマキ…?というか先生!私、赤がいいです!
男子生徒
俺も緑がよかった!
生徒からのブーイングが先生にのしかかるが先生は表情一つ変えない
先生
何で必要なのかの理由は明日分かる。なお、交換は禁止、以上!!
そこからは誰も質問することはなかった。
沖田蒼真
まぁ、いいか。
そう呟き俺は「黒」のハチマキをポケットに突っ込んだ
ざっと見たところハチマキは6色で
赤、青、緑、黄、白、黒
みたい
ちなみに忍は青だ。
そこからはいつも通りの学校
先生の話を聞いてたまに居眠りをしている奴もいて聞き終わって家に帰った

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