_______時空あなたhome
「ただいまー。」
玄関をぬけリビングの扉を開く
「…はぁ、疲れた」
ドサッとソファーに腰を下ろし背もたれに体重を任せる
「テスト…か。」
ここ数日色んなことがありすぎて忘れてた
「…私、これからどうすればいいんだろ、、」
??「おかえりあなた」
「んー、ただいまー…」
_____おか、えり…????
「!?誰かいるの…?」
??「あぁ、俺だよ俺。」
「…っんな!!」
??「あーあーそんなにビビんなって笑大丈夫ちょっと話に来ただけだから」
「なによ……死柄木弔…っ!!!」
死柄木「はははっ!ちょっと話すだけだからビビんなって笑」
「ビビってなんか無い。ただ貴方が入っていい家じゃないの。出ていって!」
ここで、私の家族は、
お前のせいで、お前に、
殺された。
死柄木「心外だなぁ〜、せっかく個性のことについて教えてやろうと思ったのに」
…?!個性、、
死柄木「知ったんだろ?」
いや、聞きたくない。
死柄木「お前が」
…もう嫌っっ、。
死柄木「ヴィランだって」
………
「は??」
死柄木「は?」
「いや、それは聞いてないし」
死柄木「いやいやいや、個性4つって聞いただろ??」
「それは聞いたけど…?」
死柄木「普通ヴィラン以外で4つなんてありえねぇだろ!」
「特殊例かもしれないでしょ!!!」
違う。
死柄木「はぁ、ここまで馬鹿だったとは…」
ううん。本当は知ってる。気づいてる。
「私はヒーローを目指す雄英高校1年A組時空あなた」
ヒーローを目指してはいけない
目の前にいるこの憎いやつと一緒に行かないといけない
_________ ヴィラン だってこと
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。