ﾉｰﾏﾙﾋｰﾛｰ「今日も今日とてパトロール。ごめんね代わり映えなくて」


飯田「いえ…むしろ良いです。」


…やけにキョロキョロしてる


ﾉｰﾏﾙﾋｰﾛｰ「…ねぇ聞きにくいんだけどさ、天哉君ヒーロー殺し追ってるんだろ」


！


飯田「それは…」


ﾉｰﾏﾙﾋｰﾛｰ「ウチに来る理由が他に思い当たらなくてね。や！別に来てくれた事は嬉しいんだぜ！？ただ…」


ﾉｰﾏﾙﾋｰﾛｰ「私怨で動くのはやめた方がいいよ。」


…当たり前だ。当たり前だけど、、


飯田「ご忠告感謝します」


規律を守って自我を捨て…なら、


＿＿ 飯田くんの心はどこにぶつければいい…？



⌇同時刻  緑谷出久


「着く頃には夜ですけどいいんですか？」


ｸﾞﾗﾝﾄﾘﾉ「夜だから良い！その方が小競り合いが増えて楽しいだろ」


「楽しかないですけど納得です…」


それより…


ｸﾞﾗﾝﾄﾘﾉ「座りスマホ！！まったく近頃の若者は！」


座りスマホもダメなんですかグラントリノ…笑


＿＿ 既読なのに返事がない…


飯田くんいつも既読後3分以内には返事くれるのに…


キィィィ


『お客様座席にお掴まり下さい緊急停止します＿＿…』


ﾊﾞﾘｨｨﾝ！！


…！？！？


ヒーロー「っんだあいつ…！」


客席「ヒーロー！？」


客席「きゃぁぁあ！！」


の、脳無！？！？


ｸﾞﾗﾝﾄﾘﾉ「小僧座ってろ！！」


グラントリノが新幹線から飛び出ていった


「え！？グラントリノ！！グラントリノォ！！」


何が起きた！？何だ今の！？この街…保須だよな…！？


飯田くん…！！！


・


時空side


ﾉｰﾏﾙﾋｰﾛｰ「マジかよこのご時世に馬鹿だな！」


ﾉｰﾏﾙﾋｰﾛｰ「天哉くん！アセビちゃん！現場行く！走るよ！」


「は、はい！！」


・


飯田side


「…」


！！…いた。奴だ…


＿＿ ＂ヒーロー殺し、ステイン＂！！


ステイン「ヒーローを名乗るなら死際の台詞は選べ」


ﾌﾞﾝｯ


…っ！！


ステイン「スーツを着た子ども…何者だ」


「ぐっ…！！」


ステイン「消えろ。子どもの立ち入っていい領域じゃない」


「血のような紅い巻物と全身に携帯した刃物…ヒーロー殺しステインだな！そうだな！？」


ステイン「！」


「お前を追ってきたこんなに早く見つかるとはな！！僕は＿＿…」


ステイン「その目は仇討ちか。言葉には気をつけろ場合によっては子どもでも標的になる」


「標的ですら…ないと言っているのか」


＿＿ 悔しい


「僕はお前にやられたヒーローの弟だ…！」


＿＿ 憎い


「最高に立派な兄さんの弟だ！！兄に代わりおまえを止めに来た！！」


＿＿＂この名…受けとってくんねえか？＂


「僕の名を生涯忘れるな！」


「インゲニウムお前を倒すヒーローの名だ！！」


ステイン「そうか。死ね」


・


時空side


ﾉｰﾏﾙﾋｰﾛｰ「もう少しだ！」


「…！！ノーマルヒーロー！！」


ﾉｰﾏﾙﾋｰﾛｰ「どうかしたか！」


どうしよう…


守るって決めたのに…！！


「天哉くんが！＿＿ いない！！！」


・


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