私の疑問は解決した。だけど轟君はこの試合をどうしたいんだろう
__このままいけば勝利は爆豪くん
轟君だって分かってるよね…?
緑谷「負けるな!!!」
緑谷くんがそれ言っちゃ、爆豪くんが……
ボガァン!!!…ほらぁぁぁ!!!
何をそこまで悩んでるのかは知らないけど、炎使わない限り今の爆豪君には勝てないよ…
炎を使わない限り…炎を…ほの…
??「使え!!」
「うわっ!!」
び、びっくりしたぁ…急に叫ぶじゃんあの炎の人……
切島「エ、エンデヴァー…」
「あの人がエンデヴァーサン??」
切島「そうそう。って時空エンデヴァー知らねーの??!」
「?そんなに驚くこと??」
麗日「エンデヴァーを知らん!?!?一体どんな生活送ってきたん!?」
どんな生活とは…。。
「えっと、こんな生活…??」
峰田「オイオイ!ならオイラの言ったことに納得してたさっきのはなんなんだよ!!!」
「それは、エンデヴァーさんがお偉いさんなのは感じ取ったから……」
八百万「時空さん、ほ、本当にお知りになられていないのですか??」
「も〜、こんな所で嘘ついて何になるのさ」
緑谷「エンデヴァーはNo.2のヒーローだよ!?!?」
…No.2???ヒーロー??
「あぁ、私ヒーローの事になるとここ2年間まるっとこれっぽっちも分かんないんだよね」
親指と人差し指で米粒を挟むような仕草をする
八百万「やっぱり不思議ですわ……」
「???」
・
表彰式。1位となった爆豪くんはガッチガチの鎖に包まれそれでも尚、轟くんに噛みつかん勢いだ
何をそんなに焦っているんだか…
そして、どこ行ってもあるよね。長々と続く校長のお話。
__うっ、その人混み…しんどい。コソッと抜け出そ…。
・
ガチャッ「ふぅ…ぅぅううう!?!?」
??「誰だお前」
「え、エンデヴァー…」
エンデヴァー「エンデヴァーは俺だ。お前は誰だと聞いている」
「あ、1年H組時空あなたです。」
エンデヴァー「興味が無い」
興味が無い…わぁ、そーいう系???
「ははっ奇遇ですね!!私も貴方に興味が無いです〜〜」
嘘はついてない…もん。
エンデヴァー「…」
え、そんなに睨まないでよ。
「ニコッなんでしょうか??」
エンデヴァー「その笑顔、あいつに似ている」
あいつ??
「誰ですか?」
エンデヴァー「旧友だ。お前には似ても似つかんがな」
…本当この人、いちいちムカムカするなぁ
「それは良かったです〜旧友さんに似てるって言われても嬉しく無いですからね〜〜!!!ではこれで失礼しますっ!ニコッ」
バタンッ!!!イライラした私は控え室のドアを思いっきり閉めた
「……興味が無いとか、あいつに似てるとか、なんなの!?!?!?」
イライラが募る中、薬の時間になったので服用し、椅子に座った
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!