⌇体育祭振替休日明けの登校日
「ふわぁ〜…」
私の日常は6:30の起床から始まる
6:45 着替え・学校用意
__「あ、そういやあっちに置いた…ゴンッ…痛〜〜!」
ハプニング…学校用意で下向いていた為頭上に物があると知らず頭を上げ後頭部強打
6:55 家事を終わらせ朝食
「手を合わせて、いただきます。」
今日の朝食は白米、味噌汁、卵焼き、ウインナー
7:10 歯磨き粉等出発最終確認
「制服よし、持ち物よし」
7:20 出発
「よしっ!いってきま…あ、」
さっき閉めたドアを開けサイドボードに載せてある茶封筒を抱えて再び玄関を出る
そして再び
「行ってきます!!」
・
ガラッ
「失礼します1年H組時空です。根津校長いらっしゃいますか」
根津「やぁ!僕はここだよ!」
声はするのに校長の姿は見当たらない
「???どこ…」
根津「下さ!!!」
下…?
「うわっ!!!??」
根津「やぁ!時空くん!」
ちっちゃくて気づかなかった…こんな足元にいたの…
「おはようございます根津校長」
根津「編入の件だね??」
「はい」
根津「校長室に来てほしいのさ!!」
「分かりました」
⌇校長室
根津「そこ座っていいのさ!」
「失礼します」
根津「編入の書類出して欲しいのさ!」
スッ
「よろしくお願いします」
根津「あぁじゃあこれに記入したら相澤先生の所に行っていいのさ!」
「はい」
・
「__書き終わりました」
根津「僕は君の健闘を祈っているのさ!」
……根津校長はずっとこんな喋り方なのかな
ガチャッ
「…」
バッ(勢いよく後ろに下がる)
ゴトンッ
「…鉛…?」
扉を開けたら鈍い音をして上から鉛が落ちてきた。
さっきまで私がいた位置に落ちた。
根津「少し試させてもらおうと思ってね」
試す?__危ないでしょ普通にこれ
根津「相澤くんにあそこまでさせる君がどれほどの実力なのかをさ!」
「相澤先生??」
根津「相澤くんは合理的に。そしていらないものを捨てていくスタイルなのさ!編入には先生の同意を要する。今までの相澤くんなら絶対編入の同意はしなかったのさ!」
「…(私そこまで体育祭いい結果残してないけどなぁ)」
根津「だから時空あなたくんの実力を見させてもらったのさ!」
「そうですか…。」
根津「急に試して悪かったのさ!もう大丈夫だから相澤くんの所に行くのさ!」
「はい。失礼します」
・
「相澤先生」
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!