同性婚が認められた6年後の日本……
シェアハウス……
勇太「ちょっといいかな?」
玄樹「うん」
海人「どうしたの?」
優太「俺たち、結婚します」
4人「えー!?」
廉「お、おめでとう」
紫耀「おめでとう!」
Wゆうた「ありがとう!」
玄樹「ん?名字どうするの?」
Wゆうた「あ」
廉「決めてなかったん?」
勇太「うん」
紫耀「ご両親への挨拶は?」
優太「したよ」
海人「そうゆう話になんなかったんだ」
勇太「うん、全く」
優太「まぁそこはゆっくり2人で話します」
数日後……
記者会見などをした後……
King&PrinceのLIVE……
優太「ここでお時間をお借りして、僕と、神宮寺勇太から改めてご報告があります」
勇太「5月23日に籍を入れさせていただいた事をご報告させていただきます」
優太「もちろん、賛否両論、あると思います、ですが、温かく見守っていただけると嬉しいです」
Wゆうた「(お辞儀する)」
バンッ
岸優太♡神宮寺勇太
優太「えっ?」
(スライドショーが映し出される)
(スライドショーが終わる)
紫耀「せーのっ!」
ファン「おめでとう!」
勇太「えっ?うそ」
海人「ガタンゴトーンガタンゴトーン」
廉「海人それBGM間違えてへん?大丈夫?笑」
海人「髙橋列車が〜通りま〜す、次は〜ゆうた駅〜ゆうた駅〜」
・・・。
海人「待って!めっちゃ恥ずかしい!」
玄樹「2人ともおめでとう!」
海人「玄さん!」
全員「笑笑」
紫耀「はい、海人のボケがすべった所で」
海人「すべって無いよね?」
玄樹「めちゃめちゃすべったよ」
廉「まぁメインこっちやから、な?」
海人「あぁ、そっか」
廉「2人はいつから付き合ってたん?実際」
玄樹「細かくは知らないかも」
勇太「えっと…2019年の、10月30日」
紫耀「はい!おじい計算!」
優太「え!待って、約7年!」
全員「おぉ〜」
優太「おぉ〜って何!?」
海人「おじいでも計算できるんだってゆう、おぉ〜」
紫耀「はいはいはいはい!」
廉「はい、紫耀」
紫耀「ゴホン えー、週間ツンデレンレンの記者の平野と申します」
廉「おい笑」
紫耀「笑 苗字はどうなるんでしょうか」
優太「え?苗字?苗字は……」
海人「のらないんかい!」
優太「え?」
勇太「そこは、えー、それはですね、とか言うんだよ」
優太「あ〜」
紫耀「正直俺らも聞いてないからどう呼んだらいいか探り探りなんだよね」
勇太「戸籍上では、岸優太と岸勇太だけど」
勇太「どうしよっか」
玄樹「自己紹介とかさ?テレビとかの時はどうするの?」
勇太「そこは、神宮寺勇太でいくよ」
海人「じゃあ今まで通りじん?」
続く……
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。