リビング……

廉「(ソファで寝てる)」

紫耀「(布団の上に横になってる)」

優太「なんでやり返さなかったの？」

紫耀「暴力ってダメじゃん」

勇太「バカなの？自分の身を守るためにはしなきゃダメだよ」

紫耀「ごめん」

優太「あと痛いとこない？大丈夫？」

紫耀「うん､ありがとう」

玄樹「ただいま」

勇太「おかえり」

玄樹「え？紫耀どうしたの､大丈夫？」

紫耀「うん､ちょっと､でも大丈夫だから」

玄樹「ちょっとじゃないじゃん」

玄樹「今日デートなんじゃ無かったの？廉は？」

優太「ソファで寝てるよ」

勇太「とりあえず俺､夕飯作ろうかな」

優太「あ､俺も手伝うよ」

勇太「(冷蔵庫を開ける)」

勇太「この材料でできるものは」

優太「チャーハン」

勇太「また？」

優太「え､」

勇太「よし､カレーにしよう」

優太「え？また？」

勇太「また？って作ったの先月だし」

優太「あ､そっか」

数時間後……

海人「ただいまぁ〜」

海人「うぉ」

勇太「おかえり」

海人「あ､ただいま」

海人「どうしたの？みんな寝てるけど」

勇太「疲れたみたい笑」

海人「カレー？美味しそ〜」

勇太「着替えてきな」

海人「うん､」

数分後……

廉「ん……」

海人「あ､廉､おはよ」

廉「はよ」

勇太「待って､廉もちょっとケガしてんじゃん」

廉「ん､あ､これは大丈夫やから」

勇太「ダメだよ､手首掴まれたの？」

廉「うん」

勇太「湿布貼るね」

勇太「はい」

廉「ありがとう」

優太「え？廉ケガあった？ごめん､気づかなかった」

海人「ん？分かってないの俺だけ？」

優太「今日色々あったんだよ」

玄樹「大丈夫､俺も半分しかわかってないから」

勇太「はーい､カレー食べるから取りに来て〜」

1時間後……

紫耀「ん……」

勇太「あ､紫耀おはよ､カレー食べれそ？」

紫耀「おはよ､少しなら」

勇太「じゃあ､今用意するね」

海人「紫耀おはよ！ってどうしたの！？」

紫耀「まぁちょっと」

海人「ちょっとじゃないよね､全然」

紫耀「大丈夫だから」

紫耀「廉､ケガしてない？大丈夫？」

紫耀「ホントに？血出てたりとかしてない？」

廉「おん……大丈夫」

紫耀「ねぇ､手首怪我してんじゃん､大丈夫なの？」

廉「大丈夫やで」

紫耀「ホントのホントのホントに？」

廉「ちょっと強く掴まれただけだから」

廉「おん､大丈夫」

廉「紫耀」

紫耀「ん？」

廉「ありがとう」

紫耀「大切な恋人ケガさせる訳にはいかないでしょ､まぁ少ししちゃったけど」

勇太「紫耀､カレーここ置いとくね」

紫耀「ありがとう！うわぁ､美味しそう！いただきます！」

続く……