第3話

3話 邪魔者
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2018/12/27 15:04
俺、お前のこと好きなんだけど




え、まさか両思い!?!?!?
影山からの一言で日向は顔が真っ赤になった

「だ、だから…付き合って欲しい」
う、う、嘘ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!
日向は心の中で叫んだ
「俺な、好きな人いんだよ。」
え、そうなのか…
影山は思った。でも、一応気になるので聞いてみた
「だ、誰?」
「影山くん♥」
りょ、両思いじゃん!///
そう思った影山の顔は赤くなっていた
「えっと、返事は、OKです//」
そう日向が言った瞬間、影山は抱きついた




「えっと、返事は、OKです」
その言葉を耳にした研磨はどっかで聞いた声だなと思った
あ、この声、日向くんじゃん
と思い、声のした方を向くと
え、影…山?なんで…
泣きそうになった
僕の、日向が…盗られた盗られた盗られた
うざい、影山飛雄うざい


痛めつけてやる






翌日



ピーンポーン

「翔陽、飛雄くん来たわよー?」
「はぁーい!今行くー!」
「にぃにぃ、行ってらっしゃい!」
「行ってくるねー!」

ガチャ


「か、影山、やっほぉう」
「お、おう//」
か、可愛い!!!!!!!
そう思いながら返事した影山の顔は赤かった
「それじゃ、一緒学校いこ?」
「おう(やべぇ、可愛いいいいいいいい)」






キーンコーンカーンコーン

やっと学校終わったー!!!
部活だ部活ー!
「日向くん」
「あ、研磨じゃん!やっほー!」
「えっとさ」
ん?どうしたんだろう、顔真っ赤だなぁ研磨
「5月の○日、緑公園で祭りっあるんだっ」
「あ、そうなの???」
「それでっさ、一緒に行かない?」
誘われた日向は、影山に聞かないとなと思い、教室を見渡したが、影山の姿はなかった
「いいよー!一緒行こうな!」
「あ、うん!」
こうして、研磨の叶わない恋が始まった




〜廊下〜



「おい、影山!」
「ん、なんだ、山口」
さっき、2組の前通ったんだけどさ…
…は、嘘
影山は、山口から全部を聞いてしまった
研磨が日向を祭りに誘ったことを
うっざ
まさか、研磨、日向のこと好きなんじゃ?
そうだとしたらとられる
嫌だ
混乱してきた影山は、すぐに2組の教室へと戻った





〜教室〜



じゃあね、日向。
10秒くらい前にそう告げて帰った研磨の後ろ姿を見つめたあと、部Tに着替えようとした

「お、おい日向」
「影山、どうしたの?」
「い、いや、部活くんのおせぇなっておもって」
ごめんごめん、と謝りながら、脱いだ制服を畳んで、カバンに入れた
「さっき、研磨と何話してたんだ?」
「え、えっとー…」
かくかくしかじかで…と日向は話した
すると
「行くな」
「え?」
「だから、行くなって言ってんだよ」
「でも…」
「え、なに、行きたいの?」
「お、俺は、影山と研磨と3人で行きたい…」
「あ、う、うん強気で言ってごめん」
いいよ
そう言って、影山には部活に先に行かせた



あれ、あの態度って束縛って言うんじゃ…?







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