???
終わってしまったわね。
春川 優桜 ハルカゼユラ
私…ちゃんと覚えてる。刺されたときのこと。
???
そう。
春川 優桜 ハルカゼユラ
でも…私は病気でいつ死ぬか分からなかったし、梅瑠が刺されていなければそれでいい。
???
…
本気でそう思った。
???
私も同じことを思ったと思うわ。
春川 優桜 ハルカゼユラ
…やっぱり友達って命より大切だと思うんだよね。
そう呟いた瞬間、私はまた光に包まれていた。
???
私の力が及ばないせいで…ありがとう…生きて…
最後に聞こえたのはその言葉だった。
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第10話 終わり
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。