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第14話

3日目
(てか、たかがデートで、こんなワクワクウキウキしてるって、落ち着け、俺!)


今日は、土曜日。
昨日、山口と何とかデートの約束をつけて、今日に至る。

財布よし、服装よし、その他もろもろ大丈夫。
時間もそろそろだし、家を出よう。


「はー…。」


まじ、落ち着けって、俺。
こんなソワソワしてんの、カッコ悪ぃのに、心は一向に落ち着かない。

(…ん?)


眉をひそめる。
だって、あそこで誰かと談笑してるのは、多分、山口だから。

なんで?
あの男は誰、とか、色々思うことはある。

動くに動けず、固まっていたが、男が山口の腕をつかもうとして、それを山口が拒んだのを見て、俺はそちらへ駆け寄った。


「人の彼女に、手ぇ出さないでもらえますか。」
「…は?」


ポカン、としてる男と、気まずそうに俺から目をそらす山口。
そして、そんな俺らを見て、男はニヤニヤし始めた。


「…あー、分かった。あなた、こいつだろ?」
「…」
「黙るなよ、こいつに罪悪感、感じてるからって。俺にはお見通しだぜ?」


(はぁ?どういうことだよ)


全くもって、話が読めねぇんだけど。
俺だけ?


「山口。どういうこと?」
「あ、あのね…橘くん、これは…。」
「期間限定とはいえ、あなたのこと分かってなさすぎじゃね?お前。
付き合う資格、お前にねーよ。あなた、こんなヤツ放っておけ。お前は今日、俺との約束があるだろ?」


…は?
約束…なんで…。
だって、俺が誘ったとき、山口は確かにOKしてくれた。


「充希、良い?橘くんと一回、話したいの。」
「ま、良いけど。ちゃんと、フッてこいよ?あなたの彼氏は俺なんだから。」


(何なんだ、この男…)


でも、本当のことなのだろうか?
だって、山口はさっきから、あの男の言動を何一つとして、否定していない。


でも…それでも…俺は、山口のこと、諦められねぇよ。

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Salt Sugar
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