次の日に図書館に行けば、管理人さんはたくさんの新聞をくれた。
日本の各地のもので、17年よりも前のもの。
図書館の管理人「いやぁ…久しぶりにこんな大仕事したよ…」
あなた「ありがとうございます」
図書館の管理人「いやいいんだけだ…ダンボール4箱分になっちゃったけど…持てる?」
あなた「………頑張ります」
4箱をお母さんに車で運んでもらった。
中を開けばすごい量の新聞…当たり前なんだけどさ…
あなた「さて…調べるか…」
新聞を漁ってみって思った事は
トラックにはねられた事件は多い。
だけど死体を盗んだ事件は限りなく少ない。
新聞に載ってるとは限らないけど、新聞は細かい事件から大きな事件まで載っているはず…
1時間後
あなた「ない……」
1時間見てもまだまだある。
なにか考えられる事がないかな…
日本のどこか…河乃あなたっていう高校生の情報があまりにも少ない。
あなた「……待って…日本のどこかなら方言とかまわりにあった物とかでだいぶ絞られるんじゃ…」
方言とか………特にない…
まわりにあったもの……そもそもその時私生まれてないから分からない
あなた「……………結局なにもない…」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。