ドラケンSide✽
おい。止まれ、マイキー!
・・・・・・。(走り続ける。)
本当にどうしたんだよ、マイキーは。
《ピピピ・・・。》
《はい。》
俺です。ドラケンです。
《あぁ!懐かしいな!どうした?》
いろいろあって、あなたのあだ名が倒れてしまって。
《はぁ!?どういう事だよ!あなたの下の名前は大丈夫なのか!怪我はしてないか!?》
怪我はしてないです。
《心配かけるな。》
はい。すみません。
《まぁ、俺も授業があるから。あなたの下の名前を頼んだぞ!》
当たり前です。失礼します。
《おう!》
《ブチッ・・・。》
ふぅー。まず一安心だ。ってマイキーはどこ行ったんだよ。
おい。マイキー何処だー。
ヾ( '▽' |ここだよ、ケンちん。
何処行ってたんだよ。
公園で休ませようと思ってさがしてた。
そうか。で、あなたのあだ名は?
まだ、起きない。
早く起きろー、あなたのあだ名ー。
っていうか騒がしいな。
言われてみれば。
上等だ!殺してやるよ!
バット持ってこい!!
タイマンじゃねーの・・・?
この声・・・。
キヨマサ「早くしろゴラァ!!」
おい、キヨマサぁー。
キヨマサ「あ"?・・・!」
あなたの下の名前ちゃんSide✽
んー?うるさいなぁ。
何の騒ぎ?これ。
起きた!良かったー!!
ドラケンは?
あー、なんかね。あそこにいるから、行ってこよ!あなたのあだ名!
うん!分かった!!
客が引いてんぞー。
ムキになってんじゃねーよ。主催がよぉ。
金の辮髪。こめかみに龍の刺青・・・。
ウソだろ!?
東京卍會、副総長!!
龍宮寺堅、通称"ドラケン"!
ねえねえ?ケンチン?
あ!?そのあだ名で呼ぶんじゃねーよ、マイキー。
どら焼きなくなっちゃった。
マイキー?
ん?どうしたの?あなたのあだ名。
口元にあんこが付いてるよ?
取ってよ〜、あなたのあだ名〜!
ん。良いよ〜。
何だあいつら。
場の空気、全然読めてねぇ。
皆んなが一礼する。
!?
お疲れ様です!!
お疲れ様です!!
ありがと!あなたのあだ名((チュ!
!?うん ・・・///
イチャイチャすんなぁー。
し、してないし・・・///
ちょっと待っててね?あなたのあだ名。
待ってー!私も行くー!!
(まさか、こいつが・・・!)
お疲れ様です!!総長!!
(こいつが東京卍會のトップ。佐野万次郎・・・!)
佐野君!俺、参番隊の特攻やってます。赤石っす。
(しーん。)
うっ?
邪魔。
・・・・・・マイキーは、興味ねー奴とは喋んねーんだよ。
あ・・・。す・・・すいません。
・・・・・・。
あの赤石君が何も言い返せない。
お疲れ様です。((ペコ。
ドゴ!
(ドラケンが蹴っちゃったよ・・・。痛そー。)
キヨマサー。いつからそんな偉くなったんだー?
総長に挨拶する時はその角度な?
げほっげほっ。
は・・・はい!!!
お前、名前は?
は、花垣武道。
そっか・・・。タケミっち・・・。
へ・・・タケミっち?
マイキーがそう言うんだからそうなんだろ。タケミっち。
へ?
((ニコッ。
!?///
・・・・・・。
お前、本当に中学生?
!?
タケミっち。今日から俺のダチ!!
なっ♡
へ?
マイキーがキヨマサ?の所へ歩きだす。
オマエが"喧嘩賭博"の主催?
は、はい。
((ニコッ。
!!?
蹴っちゃったよ!?大丈夫なの!?
ゴフッ・・・。
誰だ、お前?
そう言うとマイキーは、キヨマサ?をボコスカボコスカ殴って蹴った。
キヨマサ・・・。
さて・・・。帰ろっか。あなたのあだ名、ケンチン。
うん!
喧嘩賭博とかくだらね。
東卍の名前を落とすようなまねすんなよー。
タケミっち。
んあ。
またネ♡
テメェらボーっとしてないで解散しろー。
早く行こーよ。どら焼きが待ってるー!!
そうだね!あなたのあだ名!!
・・・・・・。
どら焼きおいひ〜!!
美味しーね、あなたのあだ名!!
うん!!
そんなに食べると太んぞ?
うっ、うるさいなぁ!
美味しいから良いの!!
あっそ。
プルル・・・。
あなたのあだ名、携帯鳴ってよ?
あ、うん。ありがとう!!
はい、もしもーし。
《あなたのあだ名。エマに聞いたか?》
あっ!忘れてた!!今聞く!!
《了解。》
ありがと!バイバーイ!!
ブチッ・・・。
誰だった?
ん?タカちゃん。
タカちゃん?
うん、三ツ谷くんの事。
いつ、連絡交換したの?
うーんとね、2人になった時?かな。
そ。
ちょっと先帰るね!
え?何で?
用事思い出したの!!
分かった。行ってらっしゃい。
うん!またね!!
また、明日なー。
うん!!
なんかマイキー、嫉妬してたかもね。あなたの下の名前ちゃん。
えっ!?何で!?
察してくれよ。
あ、うん。分かった。
(よくわかんないけど。)
(天然かな?この子。)
ま、とりあえず!また会いましょう!!
さようなら!!
さようなら!(ヾ(´・ω・`)
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。