茉美と別れ、橋本さんのお迎えを待っている。こんなに遅くなったこと今までなかった。何かあったのか考えていると車が来た。
運転席から橋本さんが降りて来て、謝罪しながらドアを開けてくれた。
どういうことだろう？
と考えている恭くんが、私の手を車の中から引いてくれた。周りもチラチラ見ているから今は大人しく乗るしかない…。
私が乗り込むと橋本さんが、ドアを閉じた。
確かに私の性格からすると断るかもだけど…今日は、言いたいことも聞きたい事も沢山あるから断らなかったと思う。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。