第19話
お風呂上がり
鏡で顔に着いたクリームを確認してお風呂をでる
すっかり気分が上がって
上手くもない鼻歌を歌いながら体を拭く
ふと視界にうつった時計を見て
うわっ…
お風呂に入ってもう1時間
やばい怒られる…
怒った時のマサイめんどくさいからなぁ (失礼)
濡れた髪をタオルでぐしゃぐしゃっとして
急いでリビングに走った
廊下にはまだ拭ききれてなかった
水がポタポタと落ちていく
あっれぇ????
勢いよく開けたドアの先は思ったよりも静かで
パッと見たとこ誰もいない
もしかして、遅すぎてどっか出かけたとか?
いやでもマサイは相当汚れてたし
あんな真っ白で出かけられないよね
あっでもあの人ちょっと抜けてるから
そこんとこあんま気にしなi…
急に聞こえた声に少しドキッとして
声のするキッチンを見る
んんん? えぇ?
いやいや、
真っ白なお顔
まさか、ねぇ?
さすがにバカでもね←
少し洗ったりとか…
うん、バカだね☆
えっ何この無言タイム
えぇ…
私の心配が大声でさえぎられた
そのあともずっーと
『もう1時間も待ってたのにぃぃ!!』
『顔べったべただよ…』
『まじで過去の俺は何やってんだよ!?』
とか1人で話してる
てか気づかなかったんだ
そこに驚いちゃったよ
やっぱバカだなぁ
まだ言ってる
そう言うとテーブルの上に
コップを置いてお風呂場へと走っていった
ソファへと腰を下ろして1つため息をつく
なんかあの人がいなくなった瞬間
静かになった気がする
うるさいのは昔から変わらなくて
何かあるとすぐに大きな声を出す
おもしろいから私は好きなんだけどね 笑
なんだか眠くなってきてぼっーとしてると
すごい勢いで戻ってきたマサイに名前を呼ばれた
大きな声で名前を呼ばれると少し焦る
さっき置いたコップを指してそれだけ!!って
またお風呂場へと向かっていった
✁ ✃ ✁ ✃ ✁ ✃ ✁ ✃
アデュー!!