第17話
電話の奥で
私はあの後お昼ご飯を食べ損ねて
授業を受けた
何度もお腹がなりそうで大変だったけど
なんとか耐えきり
今私は
マサイの家の前にいる
-数十分前-
独り言をもらしながら帰り道を歩いてたとき
"トゥルルル"
電話がかかってきた音がした
誰かなって思いながらとりあえず
ボタンを押した
変な事って( '-' )
奥からシルクたちの声と
ドタドタと走り回る音が聞こえる
何が起きてるか説明してほしい…
"ツーッツーッ"
なんの説明もなしに切るのは困るよ 泣
うーん…
はぁ…
中で何が起きてるか怖くて
入る勇気がない
正直に言えば入りたくない
あっ
もう入らないで帰ろうかな
自分の部屋前まで来てふと思った
もし助けなかったら
マサイにグチグチ言われるかもしれない
買い物にこき使われるかもしれない
料理作れって言われるかもしれない
ちくわの世話しろって言われr
…それはいいかも
でもその他はめんどくさいな
そう考えると入る勇気がでた
よしっ
進む向きを変えてまたマサイの部屋前へと向かった