第75話

72
660
2023/05/21 22:26
あなた side













なんて、声をかけるべきなんだろうか


















sk「大丈夫?これ飲んで。」







『あ、、ありがとうございます。』
















お水を一口飲んで気持ちを落ち着かせる




















ab「目黒の病室、307号室。

あなたちゃんの気持ちが落ち着いてから行きなね?」







『うん、』





















病室の前に行くと

ありえないぐらい心臓がバクバクする














ノックをしたが反応がない




















扉を開けると、ベッドで眠っている蓮くんがいた
























近くにある椅子に座って、蓮くんの手を握った



















目の周りは少し赤くなっている



















1人で泣いたのかな、











そう思うと胸が痛くなる



















『蓮くん……。』







mg「……ん、あなた、?」







『蓮くん、、、、!』ギュッ

















さっきよりも強く手を握ると笑われた





















mg「あなた強いよ笑」







『だって、、、』







mg「ごめんごめん、笑


あのさ、話したいことがあるんだ。」







『……どうかした、?』







mg「……俺さ、脚の病気らしくて。」






『、うん……』







mg「治療すれば治るけど、サッカーは悪化の原因になるからやめなきゃいけなくなった、」







『……やめ、ちゃうの?』







mg「、!」


















自分でもびっくりするぐらい声が震えて















目の奥が熱くなってくる




















mg「……生きることの方が、大事だから。」
























そっか、、そう思うのか、、、








































mg「そう思いたかったけど、、



やめたく、ないっ、」







『、!』







mg「けど、しょうがないんだよな、、、」((苦笑































私は立ち上がって蓮くんを抱きしめた


























『私は、蓮くんのそばにいるよっ、、』((涙







mg「ッ……俺、どうすればいいんだよッ」((泣















私は蓮くんを抱きしめながら背中をそっと撫でた















mg「俺、迷惑かけてばっかだっ、、」ギュッ((泣







『そんなことっ、ないっ、、、』







mg「、、あなた、なんでっ、、、」














蓮くんはわたしの顔を見て驚く






















『ごめんっ、私、泣いちゃいけないのにっ、、


私もっ、考えたらっ、悔しくてっ、、、』((泣







mg「ッ……」((泣

























その日、私は亮平くんと寮に戻り






























次の日の朝、ひとりで登校した








寂しかった





























ru「今日の放課後さ、部活のあとにお見舞い行こうと思うんだけど行く?」







『うん!』
























家に帰って自分に何ができるか考えてみた






















ru「それなに?」







『カップケーキ。

蓮くんこれ好きって言ってたから元気出るかなって。』







ru「うわ美味しそっ、喜んでくれるよこれ!」ニコッ
















どんなことをしてでも元気を出させたかった

























『失礼します。』







ru「めめー来たよ!」







mg「あ、ありがとう。」

















なんか、元気ない





















『あのね、蓮くんの好きなカップケーキ作ってきたの。』











机にカップケーキが入った箱を置いて開ける



















『これが、プレーンでこれがチョコ、あとはね、、』







mg「あなた、俺大丈夫だから。」







『え、?』







mg「元気づけようとか思わなくていいから。」







ru「めめ?」







『別にそういう風になんて、、』







mg「じゃあなんで作ってきたんだよ。

大会前だろ。自分のことに集中しろよ!」







『なんでっ、、私は蓮くんのこと、』







mg「そういうのうざいからっ、いいからっ!」







ru「めめっ!!言っていいことと悪いことがっ、」







『……ごめん。私、帰るね。』







ru「あなたっ、、、!」




















私は荷物だけ持って病室から出ていった

プリ小説オーディオドラマ