話によると__
健人先輩にはもともと大好きな彼女がいた
彼女に出会ったのは数年前。
道端で転けた彼女にこえをかけたら
向日葵みたいなかわいい笑顔で大丈夫といった彼女に一目惚れをしたらしい。
それから健人先輩が告白したら見事に両思いになり二人は付き合うことになった。
たくさん、デートをした。
たくさん、けんかをした。
ケンカした分たくさんふたりで笑った。
でもその楽しい日々は長く続かなかった
彼女に話があると呼び出されその場にいって別れてといわれた。
理由は彼女の両親が彼女の婚約者をきめたから別れろ、別れないと健人先輩の家族がどうなってもしらないといわれたから、だった。
だから、健人先輩は別れを受け入れた。
自分が彼女を守れなかった。
あそこで自分がわかれを受け入れていなかったら、今はちがったかもしれない。
健人先輩は自分をたくさん攻めた_
あれから1年経って私がこの学校に転校してきて廊下であった。
放課後話したときどことなく雰囲気が彼女に似ていた私にまた恋をした。
今度こそ、手放さない。
そう思ったんだと教えてくれた。
私はギュッと先輩を抱き締めた
私はこのとき決心した。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。