第6話

現実
60
2019/04/18 15:08

昨日、皆と外食いった


だけど、何故か一瞬の隙に見えた現実があたしに邪魔をする

みんなに心配かけてしまった……


でも、みんなが与えてくれる優しさはほんとうに嬉しくて


涙溢れる



そんなこと、言われたことがないから

朝起きると、紫耀くんがいた

やっぱこんな朝最高だなぁ\\\♡
紫耀
紫耀
おはよ

大丈夫?
よく眠れた?
裕希夏
裕希夏
はいっ!

大丈夫です!
勇太
勇太
おはよー

あ、大丈夫?
玄樹
玄樹
おはよー……
優太
優太
どうした?
寝坊?
裕希夏
裕希夏
珍しい……
海人
海人
あ、おそよー
廉
あー、朝寝坊が2人もおるっ!

管理人!
どうかせぇや!
紫耀
紫耀
あー、もう俺の手には負えないかな
海人
海人
なんでだよ!

てか今日OFFの日でしょ?
勇太
勇太
珍しく
玄樹
玄樹
どっか行こ?
裕希夏
裕希夏
どこに??
優太
優太
だめだよ!

まだ、裕希夏治ってないじゃん!
裕希夏
裕希夏
大丈夫!
裕希夏
裕希夏
みんなとならどこでも行きたい!
紫耀
紫耀
嬉しい事言ってくれるね!


だって本音だから……\\\


まだこうしていたいし……
廉
ならさ?

ちょっーーとぶらぶらせん?

あと、俺撮影あるから着いてきてや!
紫耀
紫耀
そんくらい1人でいけよ笑
勇太
勇太
紫耀かよ。
紫耀
紫耀
どういう意味だよ笑
裕希夏
裕希夏
いいよ!いこ!!

みんなで♪
優太
優太
いいの?!
優しいね……
裕希夏
裕希夏
ありがとう!
 
そうして、皆で撮影現場へ行くことになった
お仕事をするれんれんは、すごくカッコイイ
もちろん、みんな!!
いつもは、わちゃわちゃしてるのに

こういうところ見たらやっぱプロなんだな。っていうプロ意識を感じる


レンレンの仕事終わりごろ

みんなで、たわいもない会話をしながら帰宅した
廉
裕希夏ー

俺いつもと違ったやろ?

お前紫耀ばっか見すぎやねん!
裕希夏
裕希夏
え、ごめん……

だって……
優太
優太
推しだもんねー?笑
裕希夏
裕希夏
うん……
海人
海人
いいなーー!
玄樹
玄樹
僕は……?
涼介
涼介
おーーい

とそこで、山田くんと遭遇した
廉
あら、どうしたんです?
涼介
涼介
迷っちゃった。
勇太
勇太
((マジかよ。
涼介
涼介
顔に出てるぞ神
紫耀
紫耀
おいー、気をつけろよ
涼介
涼介
オマエモナ笑笑


迷子……


なる時あるんだ


しっかりてそうなイメージだけど


新しい部分知ったな
 
ここにきて、みんなの知られざることっていって凄く嬉しい


これからも知りたいな(*`・ω・)ゞ
紫耀
紫耀
何考えてんの?
裕希夏
裕希夏
いえ////なにも///
海人
海人
絶対嘘だー


顔に書いてる
なっ……///♡


でも本当に思ってるよ


みんなに出会えてよかった


そう思っている間に時間はすぎた


今頃みんなはどうしてるんだろう……?


あんなふうに言われたのに、なんでこんなにも気にしてるんだろう
ニノ
ニノ
どうした??
え?!
ニノ
ニノ
いゃ慣れるでしょさすがに

てか慣れろよ笑
なんでいんの??
裕希夏
裕希夏
え、何故ここに……?
雅紀
雅紀
あ、ごめんダメだった?

ただ出てきたくて笑
裕希夏
裕希夏
大丈夫!!
智
暇だからきてみた
そうなんだ……

ありがとう……


丁度いい!

相談してみよう……!
裕希夏
裕希夏
あの、あたし1度現実世界の様子を見たことがあるんですけど……
裕希夏
裕希夏
もう一度観る時ってどうやって……
裕希夏
裕希夏
あたし自身あん時どうやって覗いたのかわかんないんですけど……
翔
それはね、自分の中に知りたいって気持ちがあるからだよ
翔
現実と、向き合おうとする気持ちが生まれた時

見えるんだよ
圭人
圭人
だからここは、簡単に言うと

現実を見ることの出来ない人の逃げ場なんだ
裕翔
裕翔
だって、ここは夢の世界だから

現実の反対の世界。

それがここ。
光
君の感じる現実。
それを、受け止めることが出来なかったからここにいたんじゃないかな


確か同じようなことを誰かにも言われた
陵平
陵平
やから、裕希夏の現実を受け止めるのは裕希夏だけや
陵平
陵平
ここは、大袈裟かもやけど

そんな自分の修行の場や
信五
信五
まーそんな事言われても実感わかへんよな……笑
涼介
涼介
コンだけわちゃわちゃしてたら笑

難しいよね……


あたし何から逃げてきたんだろ……


確かに、友達とも上手くいってない


親とも


それら全てあたしにとって笑ってしまうほどの現実


だけど、何を受け止めるの?


親のきもち?


友達からの、愚痴?言葉?


教えて欲しいぐらいだよ


だけど、何故彼らはあたしのことをそんなにも知ってるんだろう


何も教えてないのに知っている

そんな彼らが、あたしには神様のように見えてきた
裕希夏
裕希夏
なんで知ってるの?

あたしの現実を
海人
海人
だって、俺らは全部知ってるから
廉
裕希夏が、ここにいた日から俺らにはみえてんねん
廉
俺らはここの、夢の世界居るやつやけど
いつでも誰かの現実を見ることは出来る
勇太
勇太
だけど、その現実を俺らが背負ってあげることは出来ない

その現実を乗り越えることが出来るのは本人だけ
紫耀
紫耀
だから、裕希夏自身なんだよ?
ニノ
ニノ
そそ

そゆこと

わかった?
忠義
忠義
つまり、例えると俺らは柱や

誰かと一緒にいて感じることがある
忠義
忠義
その柱なってんのが俺らや

つまりあたしは何かから逃げ出してきた

詳しくはわからないけど……


その逃げ出したものを乗り越えるためにここは存在する


だけど、悪魔でも乗り越えるのは"自分次第,


だから、背負うことは出来ない



だけど、柱のように支えることは出来る


ここは、ヒント溢れる修行の場だった

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