ゆか「えっ?本田先輩に彼女!?」
『しー声がでかいよ』
ゆか「だって、付き合ってるのかと思ってたもん」
『そんなわけないじゃん!!』
ゆか「とりあえず、泣いてた理由はそれなのね。納得納得」
ゆか「おめでとうあなたそれは恋しちゃってますね。」
『えっ?』
ゆか「まさか自覚なしって言うんじゃないんでしょうね」
『ご、ごもっともです。』
ゆか「まずねあれが彼女かわからないでしょ?まだ決めつけない方がいいわよ」
『は、はい』
ゆか「こうなったらあなた押してダメなら引いてみなさい。わかった?」
ピコン
ゆかが喋り終わったあとタイミングよくメールが鳴った。
『??』
ゆか「でっ?誰からなの?」
『先輩からだ』
ゆか「えっ?なんてきてるの?」
『明日一緒に帰らないかだって』
ゆか「一緒に帰って彼女いるか聞いてみなよ」
『わかった』
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。