第7話

6話
617
2019/03/04 10:33
女子高生
星ちゃん〜これどうしよー?
星野 朱音(ほしの あやね)
星野 朱音(ほしの あやね)
はーい
男子高生
星野〜これどこ提出?
星野 朱音(ほしの あやね)
星野 朱音(ほしの あやね)
あ、もらっとくね
夏祭りの準備が始まって、ドタバタしています。 

いつの間にか、私は「星ちゃん」と女子に言われるようになりました。
星野 朱音(ほしの あやね)
星野 朱音(ほしの あやね)
えっと、これは…
黒崎 綾斗(くろさき あやと)
黒崎 綾斗(くろさき あやと)
貸せ、出してくるから
星野 朱音(ほしの あやね)
星野 朱音(ほしの あやね)
え?あ、ありがとう!
黒崎 綾斗(くろさき あやと)
黒崎 綾斗(くろさき あやと)
相変わらず無愛想ですが、優しいです。
唯月 結衣(いつき ゆい)
唯月 結衣(いつき ゆい)
忙しそう
星野 朱音(ほしの あやね)
星野 朱音(ほしの あやね)
あ、結衣
唯月 結衣(いつき ゆい)
唯月 結衣(いつき ゆい)
…!
唯月 結衣(いつき ゆい)
唯月 結衣(いつき ゆい)
ちょっと、背中貸して
星野 朱音(ほしの あやね)
星野 朱音(ほしの あやね)
え?あ、うん
小澤 奏(こざわ かなで)
小澤 奏(こざわ かなで)
結衣ちゃん〜?どこ行ったの?
星野 朱音(ほしの あやね)
星野 朱音(ほしの あやね)
小澤くん?
唯月 結衣(いつき ゆい)
唯月 結衣(いつき ゆい)
し!今あの人から逃げてんの
星野 朱音(ほしの あやね)
星野 朱音(ほしの あやね)
え!なんで?
唯月 結衣(いつき ゆい)
唯月 結衣(いつき ゆい)
また話す
小澤 奏(こざわ かなで)
小澤 奏(こざわ かなで)
うーん…
星野 朱音(ほしの あやね)
星野 朱音(ほしの あやね)
あ、どっか行っちゃったみたい
唯月 結衣(いつき ゆい)
唯月 結衣(いつき ゆい)
ふぅ…ありがと、じゃ!
星野 朱音(ほしの あやね)
星野 朱音(ほしの あやね)
うん、頑張ってね〜
唯月 結衣(いつき ゆい)
唯月 結衣(いつき ゆい)
そっちこそ!
結衣と別れると、私の代わりに提出しに行ってくれた黒崎くんが戻ってきていた。
星野 朱音(ほしの あやね)
星野 朱音(ほしの あやね)
おつかれ
黒崎 綾斗(くろさき あやと)
黒崎 綾斗(くろさき あやと)
おう
飲み物を買いに行くついでにクラスで作業してくれてる人にも声をかける。
星野 朱音(ほしの あやね)
星野 朱音(ほしの あやね)
今から飲み物買いに行くんだけどなにがいいー?
女子高生
私、オレンジジュース!
男子高生
俺ら全員コーラ!
女子高生
私は紅茶がいいな〜
みんなが一斉に言うので、一つ一つメモしていく。
星野 朱音(ほしの あやね)
星野 朱音(ほしの あやね)
これでいい?
女子高生
ごめんね、星ちゃん!
男子高生
頼むわ、星野
星野 朱音(ほしの あやね)
星野 朱音(ほしの あやね)
了解!任せといて〜
行こうとした時
黒崎 綾斗(くろさき あやと)
黒崎 綾斗(くろさき あやと)
俺も行く
星野 朱音(ほしの あやね)
星野 朱音(ほしの あやね)
来なくていいよ?
黒崎 綾斗(くろさき あやと)
黒崎 綾斗(くろさき あやと)
その量、1人で行けんの?
星野 朱音(ほしの あやね)
星野 朱音(ほしの あやね)
う…
星野 朱音(ほしの あやね)
星野 朱音(ほしの あやね)
お願い…します…
自販機前
星野 朱音(ほしの あやね)
星野 朱音(ほしの あやね)
えっと…
頼まれたのを一つ一つ買っていく。

買ったものは黒崎くんに渡して、保冷バックに詰めていく。
星野 朱音(ほしの あやね)
星野 朱音(ほしの あやね)
よし、これで最後かな
黒崎 綾斗(くろさき あやと)
黒崎 綾斗(くろさき あやと)
自分の分は?
星野 朱音(ほしの あやね)
星野 朱音(ほしの あやね)
あ、そうだった
ちょっと悩んだが、無難にミルクティーを選んだ。
星野 朱音(ほしの あやね)
星野 朱音(ほしの あやね)
黒崎くんは?
黒崎 綾斗(くろさき あやと)
黒崎 綾斗(くろさき あやと)
コーラ
星野 朱音(ほしの あやね)
星野 朱音(ほしの あやね)
おけ
そのふたつを買って、階段に座った。
星野 朱音(ほしの あやね)
星野 朱音(ほしの あやね)
ほい
黒崎 綾斗(くろさき あやと)
黒崎 綾斗(くろさき あやと)
サンキュ
開けて、ゴクンッと飲む。

冷たくて、ほんのり甘いのが口に広がって、

疲れを癒してくれる。
星野 朱音(ほしの あやね)
星野 朱音(ほしの あやね)
ふぅ…
黒崎 綾斗(くろさき あやと)
黒崎 綾斗(くろさき あやと)
ため息つくほど、疲れたんだな
星野 朱音(ほしの あやね)
星野 朱音(ほしの あやね)
まぁね
黒崎 綾斗(くろさき あやと)
黒崎 綾斗(くろさき あやと)
1人で何でもかんでもやりすぎ
黒崎 綾斗(くろさき あやと)
黒崎 綾斗(くろさき あやと)
少しは頼れよ
星野 朱音(ほしの あやね)
星野 朱音(ほしの あやね)
ほんと?じゃあ、たくさん頼もっかな
黒崎 綾斗(くろさき あやと)
黒崎 綾斗(くろさき あやと)
お前、全部俺に押し付ける気じゃねぇよな
星野 朱音(ほしの あやね)
星野 朱音(ほしの あやね)
どうでしょう?
そんな冗談を言っていたら、いつの間にか笑いあってた。

彼の笑顔が眩しくて、かっこよくて、

また私の胸は高まっていた。

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