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第9話

堕ちる意思と別れ
朝日で目が覚める
けれども心地よさはない。
私は寝る時は100%で夢を見る
そう言う体質だとお医者様から言われた
つまり夢を見なかったと言うことは…
綺月 文香
気絶か…
無理もないよね
だってずっと想っていた初恋の人は…
如月 桃華
文香ちゃん…?
ドアが開いてこちらを心配そうに見つめる桃華さん
綺月 文香
大丈夫…です
今行きますね

ベットから降りる







あれ…なんかフラフラする心なしか息も苦しい…
何これ…?



そっか…病気が悪化して…!




心配かけちゃうな…
頭に刺すような痛みが走り、喉は締められる様な圧迫感。グラグラと二重に揺れる視界
もう…無理だ…
意識がブラックアウトして行く中、最後に見たのは桃華さんの心配そうな横顔だった



***
如月 桃華
文香ちゃん!?
2階から桃華さんの声が聞こえた
それもとても切羽詰まった、懇願するような
如月 雪
…姉ちゃん?
赤咲 優時
文香になんかあったのか…?
急いで階段を駆け上がり、扉を開ける
床には文香が倒れていて、時折苦しそうな表情を見せた
赤咲 優時
おい!まだ病気の進行はここまでじゃないだろ!?
思わずそう吐き捨てる
この際文香が聞いていようが関係無い
なんで…
如月 桃華
落ち着いて!
私だって…この前の検診じゃここまで酷くなかったわ
如月 桃華
薬だってもう必要無いくらい回復して…
悔しそうに顔を歪める
赤咲 優時
おい!文香…!
揺さぶっても反応を示してくれない
悔しくて思わず手を握りしめる
なんで…まさか心労が祟って…
クッソ…!なんで文香が…
如月 雪
おい…!優!!
雪の声でハッとする
強く握りしめた手からは微かに血が滲んでいた
赤咲 優時
…今すぐ手術の手配をしろ
赤咲 優時
資金は足りる。
ごめんな…文香
彼女の胸から「月光の雫」を外す
俺が今まで「ラヴィアン」として稼いだお金とこれが有ればきっと手術費は足りる
彼女の病気が発見されたあの頃・ ・ ・からずっと頑張ってお金を貯めた。それがどんな手段であろうと救いたかった
資金を入れていた通帳を雪に渡して、立ち上がる
赤咲 優時
あとは頼んだ
如月 雪
優はどうするの?
赤咲 優時
“赤咲優時”は泥棒で犯罪者だ
彼女と一緒には居れねぇよ
吐き捨てる様に言うと雪は手を掴み言った
如月 雪
でも、文香ちゃんが助かれば…もう“ラヴィアン”はする必要ないだろッ!?
赤咲 優時
悪い…
俺はもう文香とは居れない
窓を開けて縁に乗る

身体に感じる冷たい風が別れを告げる



















少しでも、文香と居れて楽しかったよ






赤咲 優時
じゃあな。もう会わないと思うが






そこから飛び降りる







早く離れよう…心変わりする前に…











如月 雪
待てよ…!
“優希”!!

静止の声を無視して地面を強く蹴った

もう…俺は…儚咲優希は居ないんだ
ウソツキの俺は文香と居たらいけない…


***
これってチャプター数の制限ないよね…?←不安になった奴