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第11話

儚い幸せ
あの夜は世界でも有数の宝石「月光の雫」を盗みに、たまたま行ったのだ
そこに美しい少女がいた

アッシュブラウンの艶やかな髪を夜風に靡かせ、透き通る肌はほんのりと染まる桃色の頬を栄えさせる。

そして星々が映る紫色の瞳が彼女である事を教えてくれた
本当はここで引き返すべきだったのかもしれない。
でも美しく成長した彼女を魅て…話しかけてしまったんだ
そのせいで俺は彼女を酷く傷つけた
病気の進行を早めた挙句に…
あんな顔をさせた…!!
俺は…一体どうしたいんだ…?



けれども分かるのはこの数日間が本当に幸せだったという事
俺は、文香が好きだった。

何にも知らない文香とあそんでいつか俺が彼女の世界を広げてあげたいと願っていたのだ
俺にとって初恋の人だった…
本当はあのままずっと一緒に居たかったんだ
でも火事の時に俺は思った。
このまま一緒に居れば俺は文香のために動く度に汚れて、それが彼女を蝕んでしまうのではないかと


それがどうしようも無く怖かった
そうして俺は彼女の前から消えて、赤咲優時として過ごし、ラヴィアンとして動いたのだ




俺はただの臆病者なんだ…