第3話

亀 裂
1,168
2018/07/31 11:42
シゲと話終わったあと
ものすごい形相で朱里がきた
めい
めい
えっ、朱里、どないしたん?w
朱里
どないしたんじゃない!!!
何よ!!花火大会って!!!!
シゲと花火大会行くなんて、なんで約束してんのよ!!!最低!!
めい
めい
えっ…………
遠ざかっていく朱里を止めようとしたけどもう遅かった
大毅
大毅
どないしたん、めい
二人きりの帰り道、朱里のことを相談した
めい
めい
朱里、シゲのことが好きなんだって、でもね、私とシゲが花火大会行くって決めたから嫉妬して怒っちゃって…
大毅
大毅
俺はめいが好きなんや
大毅
大毅
朱里は好きやない、ただの友達
めい
めい
えっ、本当に?
大毅
大毅
当たり前やん、ずーっと一緒に育ってきて、ちっこい時から知ってるんやもん、大好きやもん
めい
めい
っ…………
大毅
大毅
なんや?w
めい
めい
大毅、好き(涙)
大毅
大毅
なんで泣いてん?www
めい
めい
大毅優しすぎるんだもんっww
大毅
大毅
だからって泣くなや〜w
めい
めい
うぅん……っ!w
そんな幸せな2人を見つめる黒い影
……………
めい
めい
朱里~おはよ~
朱里
………
めい
めい
朱里ぃ?起きとるかァァ?
朱里
大毅、ちょっとええ
大毅
大毅
おぁ、あぁ、うん
大毅が朱里に連れ去られていく
なんとなく心苦しかった
大毅、、戻ってきて、、、
大毅
大毅
なに、山田
朱里
いい加減、めいとイチャイチャすんのやめてくんない
大毅
大毅
お前に関係ないやろ
朱里
私、大毅のことが好きなの!!
大毅
大毅
俺は嫌いや
朱里
……は?
大毅
大毅
俺はめいが好きなんや
めいが待っとる、帰らせてもらうで
朱里
ちょっ、重岡!ふざけんな!
大毅
大毅
ふざけてんのはお前の方やろ!!
朱里
……
さっき大毅と朱里が消えた方から足音がする
…大毅だ!!!
めい
めい
大毅!
大毅
大毅
めい!!
朱里
2人とも消えちまえ!!
めい
めい
はぁ…!?
私と大毅は屋上へ行った
大毅
大毅
めい、知っとるか?
めい
めい
ん?
大毅
大毅
朱里と会った最初の時のこと
めい
めい
高一の時に、、
大毅
大毅
ちゃう
めい
めい
高一じゃなかった!?
大毅
大毅
小学校
めい
めい
うっそだ!
大毅
大毅
小5の夏前、1週間だけ転校してきたんやで
めい
めい
ええっ!?
大毅
大毅
めいの隣やってんけどな
めい
めい
ええええっ!?
大毅
大毅
隣になったから、めい、自己紹介したらな、朱里のやつ、気に食わんかったらしくて……
どうも詳しく話を聞くと

私と大毅と朱里には小5の時から関係があって
私のことを気に食わなかった朱里は
私の友達の大毅を独り占めした。
それを嫌がった大毅に反発し
私に完全なる嫌がらせをしたという…
めい
めい
そ、その、嫌がらせって?
大毅
大毅
聞いても大丈夫なんか?
めい
めい
えっ、
大毅
大毅
あ、いや傷ついたりせーへんならええんけどさ…
めい
めい
…大丈夫
大毅
大毅
めい、大切にしとった時計覚えてるか??
めい
めい
あ、望から貰ったやつ?
小学校で同じクラスになった望
大毅と私にとっても優しくて
いつの間にか大親友になっていた
大毅
大毅
あれ、突然壊れたやろ
めい
めい
あ、うん…
大毅
大毅
あれな、朱里がネジ抜いてたん
めい
めい
え………
朱里がそんなことしたなんて
思えなかった、思いたくもなかった
大毅
大毅
望には言ったんやけど、めいには言えんくて……ごめんな…
めい
めい
ううん、大丈夫
泣かない って決めたのに
目頭が熱くなって涙が溜まってきた
大毅
大毅
ごめんな、辛いこと思い出させて…ごめん、ごめん、ほんまにごめん
そっと抱きしめてくれる大毅はものすごく優しくて涙が止まらない
いつもはあんなにおちゃらけてる大毅なのに、今日は優しくすぎる
大毅
大毅
朱里のことなんて気にせんで
最後の夏休みくらい、望とめいと3人で思いで作ろうや
めい
めい
そうだね、、望も誘お
朱里のことですっきりしないまま
夏休みに入ってしまった

花火大会まであと3週間だ……
…………………………………
ボクちゃん
ボクちゃん
なんかなんか、突然ね、
〝山田〟って出てきちゃって焦っちゃったかもしれないんですがぁっ
朱里の本名、山田です←
朱里の読み、じゅり です←
以上、補足説明でしたぁっ!

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