『……ンン…?』
あー…?目ぇ痛い
『ッやべ……寝落ちしてた』
あれから15時間、仕事をやってやりまくり…
終わったと同時に寝てたんだ
机にはずっと突っ伏してたからあちこち痛い
ソファーでもいいから寝とけば良かったなぁ…
サカ「まだ終わっとらんか」
『いえっ!もう終わりました!』
サカ「そうか… 」
『あとは資料を提出するだけです!』
椅子から降りて立ち上がるとハラリと肩から何かが落ちる
下を見ると白いタオルケットが落ちている
え?なんで?私の肩にかかってたんだよね?
一体誰がかけてくれたの?
ここにはサカズキさんしかいなi(((((ッハ!
そういうことかっ
『………えっと…』
拾い上げて目の前にいる人を見る
サカ「なんじゃい」
『…このタオルケット…ありがとうございます!』
地面に頭がつくほど腰を折り曲げ、敬意を示す
サカ「気まぐれじゃ 毎回 世話をやく気はない」
『今すぐ洗って返します!』
サカ「いや、もういらん 」
『ありがたく頂戴致します!』
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『って事がありまして』
クザ「ふ~ん…そんなことするんだサカズキって」
ボル「珍しいねぇ~?……サカズキィ~?」
サカ「黙って食えんのか」
ボル「おぉ~ 怖い」
『海軍の海鮮丼美味しいですね!』
クザ「あらら~ 今日はゼロちゃんの好きなメニューじゃん」
『ん~美味しいぃ~…トロサーモンがトロトロです!』
サカ「…はよう食べんかい」
『えっ!もう食べたんですか!?』
ボル「速いねぇ~」
クザ「俺は後 半分だな」
『むむむっ』
くそっ味わって食べてた!
でも…
『ん~…』
クザ「本当に美味しそうに食べるね」
ボル「ゆっくり噛むんだよ~?」
『…』こくり
口に食べ物が入ってるから頷く
ガープ「ガハハッ!!!!今日の食堂には大物が揃いに揃ってるなぁ!!!!」
『っガープさん!!!』
ガープ「おぉ!珍しい!サカズキがゼロの隣に座ってるぞ!!!」
サカ「しゃぁないでしょう援護なんだから」
『おぉ~』
サカ「なんじゃ」
『いえ!なにも!』
ガープ「あぁ~そう言えば
そうじゃったなぁ~!」
クザ「サカズキは来るのか?宴会」
サカ「行くに決まっとります」
行かないとか言ってたくせに~(。-∀-)
『私も行きます!』
ガープ「ゼロwお前はまだ早いだろうw」
『えぇ!?行きます!てか笑わないで下さいよ!』
行きますよ!?お酒は飲みませんけどねッ!
宴会までスキップ
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。