昔々 竜族という名高き種族がいました
その世界では竜は神に一番近い存在として崇められ
幸せな生活を 送っていました
ある日
竜族と人間の間に子供が生まれました
父親は人間の王子様
母親は竜族の村娘
竜族達は大喜び 一日中お祭騒ぎでした。
ですが、半年後…
幸せはあまり続きませんでした
竜族とその母親は豹変し
1歳になった実の子供を殺そうとしました。
それを知った王様と王子様や国の住民達は
酷く怒り、
妻を殺し、竜族を地上に突き落としました
それから竜族は翼を失い故郷に帰れず地上で
暴れ回りました。
美しい姿の竜族は姿を変え、
人を食い散らかし、 街や村を壊し始めました 。
やがて耐えきれなくなった人間は竜族を捕られ、
装飾品や武器の素材、、さらに
売り物として売買
そうしていく内に竜族の数は次々減っていき
ついに滅びてしまった
これが昔話として伝わっている物語
だが竜族にしか知らない真実がある
これはそんな絶滅したはずの独りぼっちな竜
族の物語。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。