第32話

お掃除だ!【28-2】
1,564
2021/02/26 23:08











『………』










水はゼロにかかった











まぁサカズキさんにかからなかっただけよかった











……ってあれ?








バケツは?













そう思った瞬間サッと血の気が引いた気がした












もしかしてサカズ((((ガチャン!!!!!!!










『ッヒィ!』
















突然の爆音で肩が揺れる












顔を上げると 上にはサカズキさんの不機嫌そうな顔















やっちまった…













凹んだバケツが不器用に
カラカラと音を鳴らして転がってくる














ま、まっさかー










サカズキさんがバケツを
跳ね返しt((((サカ「なんじゃ貴様らァ」






「「もっ、申し訳ありません!
サカズキ大将!!」」













"超"不機嫌だぁぁぁ!!!!!!!

『さ、サカズキさん!戻りましょう!』









サカ「あぁ?

……全く…気を付けぃ」
















杉山「はい!申し訳ありません!!
(ゼロちゃんありがとう…!)」




『行きましょう!
(お掃除頑張って下さい!)』
















サカ「それで…………おい」















『ん?はい?』















サカ「ずぶ濡れだぞ」















『っあ!ごめんなさい!直ぐに乾かします!』











生憎、Yシャツでは無く、
海軍のロゴが入った通気性の良い
白いTシャツとラフな黒い半ズボンだった為、私の能力なら直ぐに乾きそうだ




サカ「あの時何しようとした」






『あの時?』







サカ「お前がずぶ濡れになる時だ」







『…あぁ!あの時は体が勝手に動いただけです』








サカ「………」







サカズキさんは此方をじっと見つめている










『………?』






あっ…はよ乾かせと?







急いでTシャツに吸い付いた水を蒸発させる






クザ「あらら~?トラブル?」








『え?まぁそうですね』











あの、貴方どっから出てきた?












『あっ用事ってなんですか?』








サカ「______ 」







「「ゼロさぁぁぁぁん!!」」








『!』

後ろから聞き覚えのある声が…








………コビー?



コビー「す、スモーカーさんが!」









『え、スモーカーさん?』







確かアラバスタに行ったって…








まさか…












良くないこt(((コビー「昇格を蹴ったんですよ!」


















『…………はぁあ?』













びっ…







『びっくりしたー…』










昇格って事は…?




…え?なんか有名な海賊でも倒したのかな











コビー「あの七武海のサー・クロコダイルを
捕らえたらしいです!アラバスタの侵略を図ったとかで今頃インペルダウンに…」













………おいおい、まじかよ。








『そっか』












じゃあ、もう会えないのか







良い海賊かと思ってた









[七武海でも海賊は海賊]






ふとセンゴクさんの言葉が過った








そっか…そうだよね









『で!何ですかサカズキさん!』














サカ「もうえぇ。」









『ええええぇ!?』



























悲劇まで残り2話

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