第12話

本の中身【10】
2,129
2020/07/25 08:54
部屋に入って真っ先に本の中身を確認する



もしかしたら10年間見続ける



あの夢にも関係するかもしれない





そこで読んだ本の内容を私は一生忘れないだろう






『え……?』




内容は






竜族の能力について






竜族の弱点









そして、竜族だけかかる病、、




竜族は予防のために、生き血を欲しがるそうだ




飲まなければ病にかかりやすい



私の能力タイプは希少の“氷”



氷タイプは病にめっぽう弱い





約10年以上 血液を摂取してないと必ずかかるらしい




病は全部で二種類









一種類目は









鱗花病リンカビョウ :臓器に種が現れ、





1年後には顔や背中、腕など





あらゆる所から花が咲く病








一見美しいがその花は生命力をどんどん吸い上げて育つ花







肺に花が溜まって息苦しく、手足の力が無くなる





酸素を取り込む度に肺に激痛が走る








竜族の鱗の隙間から生える事から鱗花病と呼ばれた





尚、鱗花病の種は発現場所それぞれ違う






二種類目は









宝玉病ホギョクビョウ:顔や背中に宝玉の様な美しい石が生えてくる







臓器から発病して皮膚を貫き、臓器を圧迫し






広がっていく病




宝玉の正体は古い鱗である。



『………なんなのこれ』



驚いた こんな病気があるなんて




それにこんな本 存在してたなんて





…どうしよう センゴクさんは知ってるのかな







ガープさんにだって言わないと…







『…………やめとこ』




嘘かもしれない


一日で会っただけのおじさんの話を信じるなんて




馬鹿にも程がある








寝よう











本を閉じる…が ページの隙間から紙が挟まっている事に気がついた

『……?』







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