・・
また過呼吸起こしたなんて……
それに運んでくれたのは、
シャッ
カーテンが勢いよく開いた。
そこに居たのは私を運んでくれた人物。
また、迷惑かけてしまった。
絶対私重かった……!!
マジ申し訳なさすぎるの極み(((
……待って、
バッと外を見ると空はもう夕暮れで、
カラスが鳴き声を響かせていた。
確かに過呼吸を起こして倒れられちゃあ
そのまま1人で帰らせる訳にはいかないだろう。
私は、、
1人になる時間が欲しい。
そんなこと簡単に口に出来る訳もなく
ドンッ
ポスッ
押す力強っっ!!
そのせいで蛍くんの胸に
飛び込む形になってしまった。
「「べっっつに〜。」」
いや、棒読み感ぱねぇな。
グイッ
グイグイッ
右腕を掴む忠。
そして背中を押す蛍くん。
皆さん私の意見に耳を傾ける気はゼロだな...
うん。潔く諦めます
「「2人ともあなたのこと好きでしょ。」」
まさかこんな会話をしてるとも知らずに、
大人しくして忠と蛍くんに送ってもらった。
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うん。答えるつもりはないヨ。
覚えてない設定でいいよね?
なんでそんな鋭いとこ突くんだぁぁぁぁぁ!!
こんなの嘘の付きようがないでしょ!!
あんな人気のない所に部活前に...って。
うぅ……
忠が優しく聞いてくれるのがもう天使(((?
可愛い。優しい。うん、好き。
そうじゃん……
部活前にドリンク作ってきますっ!!
って言って体育館出ていってあの場所に行ったっきり帰らなかったから、、
しかも運んだのが忠と蛍くんなら
尚更私の事で連絡回ってくるのは速かっただろう。
GW合宿を思い出すな……
あのメールと不在着信の鬼のような量。
心配されていたのはもう想像がつく。
清水先輩にも謝らなきゃ……
なんか今日の蛍くん怖い...
怒ってる感じがもう顔で分かる。
蛍くんあんまり表情変えないけど分かる!!
声のトーンも違うし!!
____NEXT。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!