……何だろう??
おっ、やったじゃん。
……みんな知ってると思うがすぐ
こういうのに反応する翔陽である。
でも一方で_____
2、3年生は知ってるようだった。
"今回も?"
……先生も大変ですね。
(何がとは言わない。)
、、、?
"あの人"って誰のこと??
私は先生の独り言を聞き逃さなかったが
聞く暇もなく
すぐ行ってしまった。。
一体誰のことだろ____
……西谷先輩。。
旭さんのことだよね。。
西谷先輩は、やっぱり優しい。
いや、それがダメって訳じゃなくて
私も西谷先輩の立場ならそうしてる。
気持ちが分かるから。
でも……西谷先輩も旭さんも
誰も何も悪くないのに、
どうしてこんなにもすれ違ってしまったの、?
相手を思う気持ちは変わらないのに。
お互いの気持ちを知れば
またバレーが出来るのに。。
……やっぱりまだこのままには出来ない。
やっぱり旭さんと話すしかない。
よし、これでいい。
何も話を知らない翔陽が明るくバレーに
誘う方が私が下手に何か言うよりよっぽどいいに決まってる。
ばか、とか明るい、とかって
「無自覚」だからこそ救われるもの。
翔陽にはそれが出来るからね。
私には出来ないから。。
なんか利用してるみたいじゃん、笑
ガシッ!!
突然頭を誰かに掴まれた。
……流石けいくん。。
よくみてるよ、、
分かりずらいけど
これはけいくんなりの優しさだ。
私がいっぱいいっぱいにならないように、
・・・
考えすぎであの時みたいにならないように
してくれてるんだ。
こんなに素直にいい所を言うけいくんは
レアだし、だんだん声が小さくなってる。
それくらい私に不安を持たせないように
してくれてる。
そしてけいくんは私の頭をポンポンとして行ってしまった。
……頭ポンポンするなんて私完全に
子供扱いされてるなぁ。。
……今更か。
まぁ明日旭さんと話せたらいいな!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。