第63話

また、あの子のプレーを。
1,893
2021/07/19 13:21
国見英
国見英
なぁ、、
国見英
国見英
あの監督、あの子にだけ
当たりキツくない?
金田一勇太郎
金田一勇太郎
俺もそう思う...






「ちゃんとやれって言ってんだろ!!!」








「1つ言ったらまた1つ忘れる!!」










「あ゛ぁぁ!?」









あなた
あなた
...ッッ、はい
影山飛雄
影山飛雄
……






べつに、、




悪いプレーはないと思うんだけどな。







国見と金田一が言う通り

言い過ぎだと思う。












そして、あの監督がヒートアップし始めてから




アイツの調子は上がらなくなった。











そしてミスしては








「へっっったくそ!!!」








そう大声で怒鳴られていた。









金田一勇太郎
金田一勇太郎
うわぁ...可哀想……








俺は、




どうせ教わるなら厳しい人がいい。

自分の悪いプレーも分かるし、成長できるから。




でもこれは厳しい指導だと言えるのか?


これが為になる指導なのか?






特に変なミスもしてないし、むしろ活躍してる奴に1番怒鳴って、


他のやつらと不平等な指導で




このチームは強くなんのか???



















ピーッ











国見英
国見英
あ、終わった
影山飛雄
影山飛雄








結果は





北川第一の勝利。








でも俺は何故だか嬉しくなかった。











ただその代わり








「ありがとうございました!!!」












あなた
あなた
……ッ、




他のやつに顔を見られないように先頭を歩き



歯を食いしばって悔しそうにしている





アイツの表情が鮮明に残った。














金田一勇太郎
金田一勇太郎
なんであんなに当たりきついんだろーな
国見英
国見英
……上手だったけどね



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国見side






影山が珍しく女子で注目して見てる奴がいた。






確かにその子は上手かった。








影山みたいに才能とかで
ずば抜けてるわけじゃない。



及川さんみたいな圧倒するセンスが
あるわけでもなさそう。








でもその子のプレーは



今までずっと丁寧に積み重ねてきた賜物なんだろうなと俺から見ても思った。





でもあのトス回しを見て


ただ真面目じゃなく、考え方戦い方も面白い子だなって思った。









あのプレースタイル


なんだか気に入った。












国見英
国見英
○○、パンフある?



「あるけど、見るの?」





国見英
国見英
うん、ちょっと気になる選手がいてね





「へ〜え……(国見が珍しい...)」












どれどれ、、、





〇〇中学





3年 2番 蒼あなた









……よし。覚えた。












あの子の名前は蒼あなたさん。







でももう最後の大会は近いし、

もうあのプレーは見ることは出来ないだろう。





でも名前を覚えてたらまたどこかで
見れる気がするんだ。






国見side終了




▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸◂┄▹◃▹◃┄▸◂┄▹◃



金田一side





にしても、、





あの監督怖っっっ!!





あの子すげぇ見てて可哀想だった!!!







影山が言う通り上手かったけど、


他の奴らより怒鳴られるってどういうことだ...























ドンッ















金田一勇太郎
金田一勇太郎
あ、すみませ_____
金田一勇太郎
金田一勇太郎
あ、






ぶつかった人にすぐ謝ると、その人は








あなた
あなた
す、すみません!





さっきまで試合をしてたあの人だった。






……遠くて顔あまり見えなかったけど、


めちゃくちゃ可愛い。







いつもの俺なら顔を赤くしてるところかもしれない





でもそんな事無く俺が冷静だった理由は、




















パタパタパタ……







あなた
あなた
…………ッ、グスッ




チームメイトから離れてかけていくその人が



溢れんばかりの涙を零していたから。










その姿を見てなんだか胸がギュッとなった。



















金田一勇太郎
金田一勇太郎
ッッ、頑張れ……






届くわけがない俺の独り言のエールは



無機質な壁に跳ね返って落ちた。









……またあの子のバレーが見たいな。













そう思えるのは、



たった数十分であの子のプレーに
惹き付けられたから。




理由はそれで充分だった。





金田一side終了










______NEXT。






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あの、、言い忘れてたんですけど




ノヤっさんと旭さんが戻ってくる前に

本当は青城と練習試合があったんですけど、




ちょっっと語彙力に自信がなく……






いや、、あのっ、、



ちょっとだけですよ、????





べ、べつにちょっとだけ、、ですから!?







……まぁそれはいいとして、



省かせていただきました。。。





あ、だからといって青城との練習試合が無かった設定にはしません!!(((ややこしいわ




後々説明しますね……





あなたちゃんは熱で青城との練習試合には居なかったという設定でお願いします!!!



だからまだ青城メンバーや新キャラの光にも会っていません……





主の馬鹿がすいません!!!









それと更新をサボってすいませんでした!!





実は今、精神的にキツイです。



結構、、前から、、






HSPだからなのか、


そうじゃなくてもきつくなってしまうものなのか、



分からないけど、





人間関係が辛いです。



それもこの小説と重ね合わせています。






新キャラの光が鍵となりますよ?









あの、、、、


この小説面白いですか???




最近お気に入りが伸びなくて……









あはっ、病んでる☆






まぁ数日ぶりの更新を楽しみにしていただいていた方がいたなら


嬉しいですよ!


ありがとうございます!





以上主でした!





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