第74話

73話
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2022/09/12 11:18



三ツ谷side




マイキー「そういえば三途の奴。彼女なんて1丁前につくってたらしいしなんなら最近同棲始めたらしいよ。」




そんな一言で、俺の夏休みは最後 終わりかけようとしていた。





集会前までまだ時間があったので、近くにあったショッピングモールで香水などを見て気を紛らわす。






同棲というワードが頭の中に出てくる度に頭を振った。







同棲って…いいのかよ、、中坊だろう?
なんて自問自答を繰り返しつつあられもない想像までしてしまった。
やはり俺はどこまでもまだ思春期の男なんだなって。






三ツ谷「これください」





なんていって、最近目をつけていた香水を手に取って購入したらなんとなく気分が晴れた。






だが、それもつかの間。
集会の時、やはりアイツは来るもんで。






思わず三途の顔を見て引き止めてしまった。






人気の無くなった集会所で、男二人でなにがうれしくているんだか。






三ツ谷「同棲…始めたんだってな」






そういうと照れながらも





春千夜「まあな」




なんて透かしているお前を見てなんだか嫉妬の気も起きなくなってしまった。
思わずでた乾いた笑いをほどほどにし、俺は言った。





三ツ谷「まぁ俺は、お前なら信用出来ると思ってるからな。」





三ツ谷「"そこんとこ"節度ある付き合いでってことで。」





そういって肩をぽんぽんとすると、三途は俺に向かってこう聞いた。





春千夜「…三ツ谷、お前あなたのこと、、」





俺は言葉を遮るように言った。





三ツ谷「だったらどうする、?笑」





これはせめてもの反撃だ。
ちらっと表情をみると、やっぱり対抗的な目になっていて、俺はふっと笑った。





三ツ谷「まぁまぁ笑 そんな気張るな。別に奪おうとか思ってねぇからさ」





三ツ谷「ただ…」













" 大事にしてやって欲しいんだ、あいつ良い奴だから "





俺がそう言うとハッとした顔で




春千夜「い、言われなくてもわかるっつの!」





と、悪態をつくこいつをみてなんだか面白く思えた。





1人になった集会所でみる空はどうしてこんなにも真っ暗なのだろう。





そりゃあ夜だからなっては思う。
だけど、それとは違ってきっと人って気分によって景色もより変わって見えるんだと思う。




夏の終わりを告げるように吹く風はどこか冷えていて、頬をかすると少しだけ身震いしてしまった。






三ツ谷「…今日は満月だなぁ」






1人つぶやくとそこを後にして、俺はバイクに股がった。




アイツに、俺の初恋はあなただ。なんてことは言わなかった、いや言えなかった。




俺はただあいつらをそばで優しい目でみてあげること、それができたら万々歳だ。








三ツ谷side END




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