第30話

猫と千寿郎
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2022/12/26 11:06

〜千寿郎side〜

兄上が霞柱様のところに行っている間、僕と鈴音子さん2人きり…歳が離れてるため話すことがありません…どうしましょう…


そう思っていると、鈴音子さんが話し出した。

鈴音子(スズネコ)
鈴音子(スズネコ)
千寿郎クンはさ……家族のこと好きかにゃ…?
煉獄千寿郎
へっ?


少しだけ悲しそうな顔をして言った。

そりゃあ家族のことは好きだろうけど…と鈴音子さんは続けていった。

鈴音子(スズネコ)
鈴音子(スズネコ)
あぁ、にゃんとにゃーく気になっただけにゃんだけど……ミーには…兄弟がいないから、どんにゃ感じにゃのか気ににゃったんだ!!
煉獄千寿郎
そう…ですか……そうですね、好きです。
父があまり表に出てこなくなってしまいましたが…兄上が私のことをよく見てくださるので…

鈴音子(スズネコ)
鈴音子(スズネコ)
……そっか
煉獄千寿郎
確かに兄上が任務に行っている間は、とても寂しい……ですが、その間でも!
お手紙をくださったりするので…1人じゃないって思います!!
鈴音子(スズネコ)
鈴音子(スズネコ)
…ふふ、そっか…それは良かった…


僕が話し終わると、鈴音子さんは空を見上げて、何故か切なそうに…寂しそうに笑った。

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