プリ小説

第6話

突然のお別れ宣言
俺の言葉も聞こえないふりで、彼女は風呂場へと消えた。


なに?

なんなの?

全く持って意味がわからんのだが。






そっと風呂場のドアを開け、覗いてみる。



彼女は頭からシャワーを浴び、少しも動かない。

よく見ると、彼女の肩が小刻みに震えているように見えた。




ん?


泣いてるの?
涼介
葵?大丈夫?
俺の問いかけに、こっちを振り返ることなく、とても小さな声で答えた。
ね…涼ちゃん。もう私たち会うのやめよう。もう会いに来ないで欲しい
涼介
は?何言ってんの?意味わかんねー。ってか、ちゃんとこっち見て言えよ!!
こっちを見た彼女の瞳は、今まで俺に見せていた優しい眼差しではなかった。


私。今度結婚するの。だから、涼ちゃんとはもう終わり。もう会いに来るのもやめて。わかるでしょ?迷惑なの。
涼介
は?な…なに言ってんの?だって、俺は?…俺がいるじゃん!何勝手なこと言ってんだよ!
そういう事だから。もう帰って
本当なんなの?

じゃ、俺はどうなんの?



どんなに声を張り、葵を問いただしても何も答えず、ただ冷たい目で俺を見るだけだった。
どうしたらいんだ?


何がだめだった?


俺、何かしたのかな?


それとも…本当のことなの?


俺じゃない誰かが他にいるの?


もう、頭がごちゃごちゃだ。

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ショウジュン
ショウジュン
山田涼介くんのお話を書いています。