第3話

殺し屋は眠る。《#2》
386
2021/11/29 09:55
  レトルトside



  キヨくんが眠りについてから数時間。

  やっと落ち着いた俺は、

  仕事の報告に向かっていた。
  仕事の報告は、
  それぞれのリーダーへする。

  俺やキヨくんのリーダーはガッチさんだ。

  ガッチさんも俺らの味方、、、のはずだから、
  多分大丈夫だ。多分。

  怒られたりはしない、、、はず。
  ついでに上には上手く誤魔化してくれると思うけど、、、。
ガッチマン
ガッチマン
お、やっと来たね。
、、、どう、落ち着いた?
レトルト
レトルト
あ、うん
ガッチマン
ガッチマン
いやぁ、まぁ急に相棒が
暫く目覚めなくなったら辛いよねぇ
レトルト
レトルト
うん、
  ほんとこの人は何を考えてるかわからん。
  ずっと笑顔だし。

  しかも笑顔怖いし。
ガッチマン
ガッチマン
話はうっしーから聞いてるし、
上にも上手く誤魔化しといたから大丈夫。
戻って良いよ。
レトルト
レトルト
え、俺うっしーにそんな話したっけ?
牛沢
牛沢
おい忘れたのかよ、
俺ら情報部にはお前らの行動
全部情報化されて伝達されんだよ。
ま、俺は殺し屋も兼ねてるけど。
レトルト
レトルト
ぉわビックリした!?
いつから居たの?
牛沢
牛沢
さっきから、っつうと伝わんねぇよな、
ガッチさんが戻って良いよ、
って言ったあたりかな
レトルト
レトルト
じゃあさっきだ
牛沢
牛沢
だからさっきっつったじゃん
レトルト
レトルト
いやそうなんだけどさ
レトルト
レトルト
まぁでもとにかく、
うっしーが情報部なの忘れてたわ
え、てことは処理終わったあとに
ガッチさんに色々説明してたの?
牛沢
牛沢
そうだぞ感謝しろ
てか俺情報部兼ねてるの忘れてたのかよw
まぁそうだと思ったけど
レトルト
レトルト
ありがとーごめんー(棒)
牛沢
牛沢
もうちょっと感情込めろよw
レトルト
レトルト
あーごめんー(棒)
牛沢
牛沢
おいww
ガッチマン
ガッチマン
あ〜、俺置いてけぼりだなw
2人
(レト牛)
あ、ごめん
ガッチマン
ガッチマン
良いよ良いよw
まぁとにかく、やることは特に無いし、
レトさんもうっしーも戻って良いよ
牛沢
牛沢
あ、じゃあ俺は帰るわ
ハァ、、、折角の休みレトルトに台無しにされたわ
レトルト
レトルト
それはごめん
  なんて他愛も無い様な話をしていた時、
  俺はある事を思い出した。

  俺がキヨくんに感じている懐かしさの正体。

  いつかキヨくんについて色々調べようと思っていたけど、
  今なら邪魔が入らずに調べられるかもしれない。

  今まではキヨくんに聞いた時はぐらかされたり、
  仕事が忙しくて調べられなかったけど、今なら。

  俺らより先に此処に入っている二人なら、
  何か知っているかもしれない。
牛沢
牛沢
じゃあまた次な〜
レトルト
レトルト
あ、待って!
牛沢
牛沢
あ”、何だよ?
俺はさっさと帰って休みたいんだよ
レトルト
レトルト
それは分かってるんだけどさ。
牛沢
牛沢
じゃあ何だよ
レトルト
レトルト
二人に聞きたいことがあって。
ガッチマン
ガッチマン
え、俺も?
レトルト
レトルト
うん。
二人はさ、キヨくんについて何か知ってる?
  二人はほんの少し驚いた様な顔をしていたけど、
  すぐ黙ってしまった。

  が、すぐにガッチさんが聞いてきた。
ガッチマン
ガッチマン
、、、質問の意図が分からないな?
レトルト
レトルト
まぁそうだよね、
キヨくんは身近な存在だもん。
“今のキヨくん”なら知ってる。
でも、俺が聞きたいのは、
レトルト
レトルト
“過去のキヨくん”だよ。
ガッチマン
ガッチマン
、、、何で?
レトルト
レトルト
俺さ、初めて会った時、
キヨくんの事、
「やべぇ奴だな」
って思いながらも、
「どっかで会った事あるな」
って思ったの。
レトルト
レトルト
で、その懐かしさの正体が、
いつか分かるかな、って思ってたんだけど、
どれだけ時間が経っても分かんなくて、
いつか調べようと思ってたんだけど、
全然出来てなくて。
レトルト
レトルト
それで、今なら邪魔が入らないかな、
って思って、一番身近で何か知ってそうな人、
それが二人だと思って。
牛沢
牛沢
、、、あぁ、そう。
そっか、レトルトはーーーー
レトルト
レトルト
え、何か言った?
牛沢
牛沢
や、何も言ってない
レトルト
レトルト
、、、そう。
ガッチさんは何か知ってる?
ガッチマン
ガッチマン
生い立ちとか、、、って事?
レトルト
レトルト
そう。
ガッチマン
ガッチマン
う〜ん、、、
これ言って良いのかなぁ、、、。
レトルト
レトルト
やっぱなんか知ってるの?
ガッチマン
ガッチマン
うん、まぁ、
でもこれは、、、
まぁ少しなら良いか。
牛沢
牛沢
え、待ってそれはーーーー
ガッチマン
ガッチマン
《ーーーーーーーー
牛沢
牛沢
、、、まぁそこまでなら、、、良いか。
レトルト
レトルト
何、二人ともやっぱ知ってんの、、、?
牛沢
牛沢
、、、レトルトよりは知ってる自信ある。
ガッチマン
ガッチマン
俺も。
まぁ、、、いや、何でもない
レトルト
レトルト
ねぇ早く教えてよ
キヨくんが起きたらまた機会を逃すんだよ
牛沢
牛沢
ん、、、そうだな
じゃあさ、、、レトルトはーーーー
牛沢
牛沢
キヨがボスの息子だっていうの
ーーーーっ知ってる?
レトルト
レトルト
え、え?
そうなの、、、?
ガッチマン
ガッチマン
そこまで忘れてるか、、、
レトルト
レトルト
何か言った?
ガッチマン
ガッチマン
いや
レトルト
レトルト
そう、え、でも二人は知ってたの?
どのくらい前に?
ガッチマン
ガッチマン
それは、、、忘れたな
内容に驚いたから。
牛沢
牛沢
俺も。
じゃあそこまでわs、、、
知らねぇんだな
レトルト
レトルト
、、、二人が知ってるのはそれだけ?
俺から見れば、、、何か隠してる様に見えるけど。
ガッチマン
ガッチマン
、、、。うん。
俺らはもっと知ってる。
レトルト
レトルト
じゃあ何で教えてくr
ガッチマン
ガッチマン
俺だって教えてあげたいけど、
これは、自分で、知ってほしいんだ。
レトルト
レトルト
、、、そう。
分かった。少し俺なりに調べてみる。
牛沢
牛沢
頑張れよ、俺は手伝わねぇから。
レトルト
レトルト
何で、、、
あ、そっか、うっしーもガッチさんと同じ?
牛沢
牛沢
そう、、、だね。
レトルト
レトルト
ん、じゃあ分かった。
じゃ俺からはこれ以上聞きたい事は無いから、
また次何かあったら。
ガッチマン
ガッチマン
いつでも来てね。
牛沢
牛沢
力になれなくてごめんな
レトルト
レトルト
良いの。俺が自分で知るべき事なら。
牛沢
牛沢
、、、優しいな。
レトルトっていつも。
レトルト
レトルト
そうかな、、、。
じゃあね、うっしーごめん休み潰しちゃって。
牛沢
牛沢
良いって事よ
ガッチマン
ガッチマン
じゃあね〜
レトルト
レトルト
うん、またね。
  結局、キヨくんの親についてしか
  知れなかったけど。それも少しだけ。
  だけど、二人が色んなことを知ってるのは分かった。
  そしてそれを、俺の力で知って欲しいってことも。
  だから。俺も俺なりに調べて、
  キヨくんを、キヨくんの懐かしさの正体を。
  知ってやるんだ。
主(黄色の蠍)
主(黄色の蠍)
すみませんでした。
主が私事で忙しくて、
中々更新出来ず、、、。
一か月経ってしまいましたが、
決して忘れてはいません。
決して。
主(黄色の蠍)
主(黄色の蠍)
これからも不定期更新ですが、
よろしくお願いします。
主(黄色の蠍)
主(黄色の蠍)
あとこれ、
なんか思ったより長くなりそうですね、、、。
主(黄色の蠍)
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主(黄色の蠍)
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