昨日マサイん家に行ったけどあいつ、なんか
無理してる気がする
ちょくちょく様子見に行った方がいいかもな
マサイは責任感の強い奴だからなんでも自分で
背負おうとする癖があるから
今日もちょっと用事があってマサイの家に行くことに
ピンポーン
チャイムを鳴らすが出てこない
何度インターホンを押しても出てこない
マサイが出てくれないと自動ドアも…
そういえばモトキからシルクん家の合鍵もらったんだ
その鍵で自動ドアは開けられた
急いでマサイの部屋へと向かう
なんかわからないけど…
嫌な予感がする。
インターホンを鳴らす
…出てこない
何度も何度も鳴らす
でも出てこない
出掛けてる?
でも今日はどこにも行かないはず…
あ、トイレ?
しばらく待ち再びインターホンを鳴らす
出てこない。
あ、電話…!
ずっとコール音が鳴る。
よくよく考えるとそんな心配するようなことでもないんだけど今回はなんか過敏になってた。
マサイが心配で心配でたまらなかった。
俺は急いで管理人さんの元へ行きマサイの部屋を開けてくれるように頼んだ
最初は断られたが何度もお願いし
まぁ友人だと知っていたから特別に開けてもらえた
開けてもらいすぐに名前を叫んだ
部屋はいつも通り
荒れた様子もなかった
俺の勘違いかな…
そう思ってふと振り返ると、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。