第16話

16
2,536
2018/03/15 10:09
〜♪


ん?マサイから電話…?





ぺけたん
ぺけたん
もしもし?
マサイ
マサイ
あ、ぺけ 今日夜空いてる?
ぺけたん
ぺけたん
あー、うん
マサイ
マサイ
久しぶりにさ飲みに行かね?
ぺけたん
ぺけたん
うん、いいけど
マサイ
マサイ
じゃあいつもんとこ集合で…
ぺけたん
ぺけたん
わかったー








マサイから誘ってくるのは珍しかった















まぁ飲みに行く時はいつもシルクが声掛けてたからな




























夜…


ぺけたん
ぺけたん
あ、マサイ
マサイ
マサイ
おう
ぺけたん
ぺけたん
ごめん、ちょっと遅くなった
マサイ
マサイ
いや、大丈夫  じゃあ行くか
ぺけたん
ぺけたん
うん









マサイ
マサイ
じゃあ、乾杯
ぺけたん
ぺけたん
乾杯
マサイ
マサイ
はぁ、
ぺけたん
ぺけたん
なんだかんだお酒飲んだの久しぶり?
マサイ
マサイ
そうだなー
マサイ
マサイ
飲み過ぎないようになw
ぺけたん
ぺけたん
わかってるわかってるw


























ぺけたん
ぺけたん
んで、
ぺけたん
ぺけたん
どうしたの?
マサイ
マサイ
ん?
ぺけたん
ぺけたん
マサイから飲みに誘う時って何かあった時ぐらいじゃん?
マサイ
マサイ
そうか?w
ぺけたん
ぺけたん
うん
マサイ
マサイ
まーちょっとなー






















マサイ
マサイ
ぺけはさ、歌い手‘‘辞めたい’’って
思ったことある?

























ぺけたん
ぺけたん
そりゃあたくさんあるよ。
























ぺけたん
ぺけたん
自分の好きなことを仕事として出来るのは嬉しくてすごいことだってわかってる。わかってるからこそ上手くいかなかったり納得がいかなかったりした時は
自分を殺したくなる。
ぺけたん
ぺけたん
なかなか伸びなかったりする時だって
めちゃくちゃあるし…
マサイ
マサイ
…なんで続けてこれたの?
ぺけたん
ぺけたん
んー、
ぺけたん
ぺけたん
こんな俺でもずっと応援してくれてる人がいてその人たちは俺の歌を聴いて頑張ってくれてるのかなとか思ったりするとなんかやる気になれた。
ぺけたん
ぺけたん
それに…
















ぺけたん
ぺけたん
自分の好きなことをやれてるからかな


















ぺけたん
ぺけたん
なかには自分の夢とかやりたいことを
諦めた人もたくさんいてさ、その中でも
好きなことを好きなだけやらせてもらえるってすごい幸せなことなんだって思うと頑張らなきゃなって
ぺけたん
ぺけたん
まぁ好きなことをやってるからこそつらいこともあるし何度も壁に当たって挫けそうになる。でもそれを乗り越えてくるから得られることもたくさんあるしね



















すごい。



ぺけは本当に強い。













歌と真正面から正々堂々向き合ってる。















たとえ嫌なことがあっても絶対逃げない。






















俺は、どうなんだろう











自分の仕事、誇りに思えてるかな…

















ぺけたん
ぺけたん
仕事ってさ
ぺけたん
ぺけたん
自分の好きなことをやれてる人もいればそうじゃない人もいてさ。でもみんな自分のため、社会のため、絶対何かしらのために働いて、頑張って、ふんばって、食いしばって、たまに嫌なことあって行きたくなくなって、でもなんとか行って
ぺけたん
ぺけたん
そういうことの繰り返しでさ、何度も何度も壁に当たっては挫けて何度も何度も乗り越えて、自分を成長させてくれてさ
ぺけたん
ぺけたん
いつかはその仕事を誇りに思えるように必死にもがいて、周りの人にたくさん助けてもらって成り立ってる
ぺけたん
ぺけたん
俺は支えてくれた人に恩返しの意味も込めて、そして過去の自分のためにも絶対挫けるもんかって、歌って歌って歌いまくる。
ぺけたん
ぺけたん
するといつか自分自身で最高の歌が歌えてみんなも褒めてくれて…
ぺけたん
ぺけたん
それが俺の仕事のやりがいかな
ぺけたん
ぺけたん
でもやっぱり自分が楽しいって思えるような仕事が一番だよね
ぺけたん
ぺけたん
もし今の仕事が好きになれなくても好きになれるように努力するとか、たっくさん働き方はあるからね
ぺけたん
ぺけたん
今はさいろんな人に迷惑かけてもいいんじゃない?それが若者の特権だしw
俺もいろーんな人に迷惑かけまくって
たくさんの人に助けてもらって
ここまで来れた。
いつか自分が恩返し出来るように
頑張ろうって














ぺけたん
ぺけたん
あーっ!俺いいこと言ったよね?
かっこよくね???
マサイ
マサイ
すっげーかっこよかった。
俺、ぺけたんに惚れたわ…w
ぺけたん
ぺけたん
だろだろ?
俺、いいこと言うな〜!






完全に酔い始めたぺけたん











でもしゃべってる時の表情はたまに見せるぺけの

真剣な表情だった。


















もう少し…















頑張ってみよっかな、







――――――――――――――――――――――――
Emma《作者》
投稿が遅くなってごめんなさい!
連休が明けて学校やテストに追われてました!そしてEmma…不調の時期がやって参りました。序盤がバンバン思い浮かんでいた分、今なかなか納得いくような形ができなくなってきました…。
なので自分勝手ではございますがEmma自身のペースでなるべく良い、皆さんに感動してもらえるような小説を書きたいと思っていますのでご理解よろしくお願いします…!
投稿ペースが落ちがちにはなってしまうと思いますが末永くこの小説にお付き合いいただけると嬉しいです…!



今回ぺけたん、熱く語っていますので
さーっと流してしまった方は是非じっくりと…!

プリ小説オーディオドラマ