スタートした瞬間、
身体が重くなったような気がする。
2人に聞いてみたら
2人とも私と同じだって言ってた・・・
なんでなんだろうって思いながら
制服のボケットとか探ってみたら、
なんか小さいボールが入ってた。
私は2人に何これ?って聞いてみたら
2人とも零どこ!?って焦っているのが今の状況。
なんでなんだろう・・・
このボールみたいなやつのせいなのかな?
ちょっとポケットに入れてみよ。
は?なんでそうなるの?
燐花まで・・・・・・
どうしよう・・・なんて言えば良いのかな・・・・・・
どうしたら2人は分かってくれるのかな・・・・・・
はやっ燐花・・・まあいいや続けよう。
良かった・・・なんとか伝わったみたい。
燐花がポケットからボールを取り出し、
その謎のボールが私と光の目に入った瞬間。
目の前にいたはずの燐花の姿が一瞬にして消えた。
私の胸に誰かの手か指か分からないけど
触られた感触みたいなのがある。
ただ燐花の姿が消えただけで音は聴こえるみたい。
燐花の歩く足音が聴こえる・・・
私と光の目の前には本が浮いているようにしか
見えないが燐花が持っているのだろう。
燐花がどこかのポケットに入れた途端、
燐花の姿が一瞬にして戻った。
3人が謎のボールを持っている姿を見て、
悪魔が画面を見つめながら笑っていた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!