第30話

頬__。
641
2018/11/02 06:34
叩かれた頬が赤く染まる。
僕(森山蝣詭)
ななは?
ななはの気持ち…、しっかり聞きたい。
妹(ななは)
僕(森山蝣詭)
ねぇ、無視しないで…、!
妹(ななは)
あんたはさ…。
もう…、私なんか良いんでしょ。
僕(森山蝣詭)
え…?
妹(ななは)
ちっちゃい頃は…
「ななはがいるから頑張れる」って
言ってくれたじゃん。
僕(森山蝣詭)
それが…なにさ。、?
ななはの右目から
涙がぽたぽたと流れ出した。
妹(ななは)
今は…
JUMPなんでしょ?
僕(森山蝣詭)
…、
私だって…、
ほんとはHeySayJUMPとも、
ななはとも仲良くやっていきたい。
でも…過去はどうにもできないじゃん。
妹(ななは)
そりゃそうだよ。
僕(森山蝣詭)
だからさ?







僕(森山蝣詭)
行こ?一緒にJUMPのとこ。
妹(ななは)
…は?
僕(森山蝣詭)
JUMPも、そんな酷い人達じゃないから。
ななはがちゃんと気持ち伝えたら、
許してくれる、優しい人達だから。
妹(ななは)
…。やめとくよ。
僕(森山蝣詭)
……なんで、?
妹(ななは)
私が行ったら…、
嫌でしょ?
僕(森山蝣詭)
そんな訳…
妹(ななは)
行っておいで!JUMPのとこ。
「ななはは、もう反省してる」って、
僕(森山蝣詭)
…でも…
妹(ななは)
お願い…
もう…良いから。
僕(森山蝣詭)
…。
無言でななはの前を去った。



1枚の置き手紙を残して。
……


外は少し雨が止み、



地面の水溜りをポチャポチャと歩く
小学生を微笑ましく見ながら


JUMPのもとへ向かった。








「ななはへ。

無理しないでね。

ななははホントに

優しくて、抱え込んじゃうんだから。

何かあったら連絡しなよ?



とにかく、
自殺とか…しないようにね。」
僕(森山蝣詭)
…、ただいま。
山田涼介
あ、おかえり、
中島裕翔
…どうだった?
僕(森山蝣詭)
「ななはは、もう反省してる。」
もうそんなことしないって。
薮宏太
そっか…。
ななはちゃんは?
僕(森山蝣詭)
……後で行くよって。
八乙女光
よし!じゃあ今日も飲むぞっ
高木雄也
またー?
知念侑李
…蝣詭…
僕(森山蝣詭)
ん、?
知念侑李
……ほっぺ大丈夫?
僕(森山蝣詭)
あ、うん、
大丈夫。ありがとう、
八乙女光
ってことで!
俺と伊野ちゃんと高木と、薮で買ってくるぞーっ
薮宏太
おー、!




これで、 
大丈夫なんだよね…、?

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