「やだ!今回のだけしか教えない!だって、昔と今は違うでしょ?だから、みんなには今のあなたを見て欲しい!」
恭平「自分で言える?」
「おん!簡単に言ったら、大ちゃんの嫉妬だと思う。単独ライブ発表をしたあと、なんか喧嘩売られた。まぁ、一方的に言われてたから嫉妬やんとしかほとんど言ってないかな!で、りとかんとダンスしてる間に上着がボロボロにされてた。それで上着置いて帰ろうとしたら恭平が上着貸してくれたの!」
斗亜「喧嘩売られてるとこ僕たち聞いちゃって…心配してたんですけど、なかなか頼ってくれへんで…」
「頼ってるで?でもな、嫉妬に付き合ってる場合じゃないねん!だから、感情を抑えてるだけ!」
道枝「それ、ほんまなん?」
「おん!でも、無理してこっちに着く必要ないで?自分を信じてな!」
長尾「そんなんいわれたら、こっち信じるに決まってますやん!笑」
「ありがとう?笑」
「あ、誰やろ?」
流星「あ、別れたん?」
「そりゃあ、お互いのためにもね!笑」
流星「確かに…笑」
長尾「あ、あなた!ダンス教えて!」
「いいよー!りとかんもするよね?」
斗亜「やったーーー!」
「流星達はどうする?」
みちきょへ「やる!」
流星「やる!!」
「流星、大丈夫なん?」
流星「何が?」
「ずっとヤダって言ってたじゃん!笑」
流星「今日はやるのー!」
「ふーん!じゃあ、りとかんは昨日の続きやっといて!」
りとかん「はーい!隣のレッスン場行ってまーす!」
ガチャ
拓哉「あ、どうしたん?」
??「あなたちゃんいますか」
斗亜「あなたちゃーん!チビジュの子達来てるでー!」
「おー!てか、なんでここにあなたがいるって知ってんの?」
篤志「風雅くんにききました」
「めっちゃ緊張してるやん!ほぐしてよ!笑で、どうしたの?」
角「ダンス教えてください!!」
「ちょうどいいタイミングやん!おいでおいで!」
翔真「え、ここですか?」
「いいからいいから!笑」
「じゃあ、いくでー!ダンスはな、一つだけのジャンルが出来てもうまく見えるためには意味がないの!だから、いろんなジャンルのダンスを組み合わせて一つのステップにする!例えば、ランニングマンもヒップホップだったらこんなんだけど、ロックと組み合わせたらこうなる!」
みんな「すげー!」
「あとは、自分をきちんと知ること!どうやったら1番振りが入るとか、習得しやすいとかね!」
みんな「はーい!」
「じゃあ、やろっか!りとかんのあるレッスン室へGO!」
篤志「あなたちゃん!終わったら勉強教えてください!」
「ええけど、勉強でけへんで?笑」
流星「どの口がいってん?笑」
恭平「大学行ってるし!笑」
流星「きょ…」
「流星?それはダメ!」
謙杜「知ってるでー!大学名!笑」
道枝「こないだ、机の上に教科書あったしな!笑」
「え、マジ?!笑」
謙杜「天然なくせに、ダンス上手くて京大だなんて…」
「言っちゃったやん!笑」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。