第3話

3.
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2019/01/20 15:52





今日、シルクが本命の彼女といるところを見つけた



シルクは、普段好きな人にどんなことをするんだろう



息ができないくらい激しいキスとか?



虜になってしまうようなエッチとか?



そう思ってると、シルクはそんなこと一切せずに



優しく彼女の手を取り、優しい笑顔を向けた
あなた

っ…

私の汚れた考えは、私の心の汚れ



きっと、どうせすぐ終わる



この目から溢れる涙も



張り裂けそうな心臓も



全部、すぐなくなるはずだ…



そう思うだけでも、体が軽くなるの



自分が間違っているとわかっているから
シルク
''  愛してる  ''
シルクの喋っている言葉が分かる


分かりたくないのに、分かってしまう


私にいう冷たい愛してるなんかじゃなくて


優しくて暖かくて愛がある


'' 愛してる ''


その表情も、彼女を撫でる手も


すれ違うとかすかに香る匂いも


大っ嫌い。
あなた

はぁ…

ため息は、冬の冷たい風と



白い吐息になって流されていく


あなた

ほんっと、バカっ…



私にすればいいのに



私の方が絶対満足させるのに



シルクのこんな姿を見るまで、そう思ってた



でも、



私に勝ち目はないみたいだねっ、














あなた

バイバイ、シルク…















冷たい風を感じながら、シルクたちと逆方向に



走ってその場を去った













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