山田君が来て1ヶ月、日々は過ぎていった
この前の気のせいは私の中で無かったことにされているーーーーけど、
授業中
(紫野也)『白雪さん!ここわかる?』
そう書いたメモ帳を私の机の上に山田君が置いてきた
私もすぐに返事を書いた
(愛葉)『こうすると、○○になるから、こーだよ!』
(紫野也)『あ、、あぁ~!!!そーか!ありがとうね、白雪さん、』
(愛葉)『役にたてて良かったー!』
なんせ、学年トップクラスくらい頭がいいと噂されている山田君に教えるのは少し怖かった
すると思いもよらないメモ帳が
(紫野也)『白雪さんっていつもいい笑顔だよね、彼氏とかいるの?』
!?
(愛葉)『いないよ!!!!!!』
びっ、びっくりしたぁ
(紫野也)『へぇ~(笑)じゃあ好きな人は?』
(愛葉)『いない!!!』
こんなメモ帳のやり取りが少し続いた
(紫野也)ふーん、、(笑)
もしかして信じられてない、、?
(愛葉)ほっ、本当だよ!!!!
あっ、、、、
シーン、、、、、、
(先生)おい!白雪!授業中だぞ。静かに!
(愛葉)は、、はい。すいません
(紫野也)ハハハハッー!!!!!!!
(愛葉)もうっ!コソッ
(紫野也)アハハー!
やっぱ、いい笑顔だね、
そう言って笑う彼はもう昔の君じゃないかって気持ちが大きくなってきてた
な訳無いよね
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。